女性として見られない空っぽな日々。アプリで見つけた出会いが彩りを与えてくれた

家庭が穏やかだからこそ、口にしづらい寂しさがあります。
夫婦仲が悪いわけではない。大きなケンカもなく、子どものことや家のことは普通に話せる。それでも、いつからか夫から触れられることも、見た目の変化に気づかれることもなくなり、「私はもう女性として見られていないのかもしれない」と感じてしまう。
今回お話を聞いたチアキさん(仮)も、穏やかな家庭の中で、異性として見られない寂しさを抱えていました。既婚者クラブでの出会いを通じて、これまで後回しにしていた自分磨きに時間を使えるようになった体験を語ってくれました。
| ペンネーム | チアキさん(仮名) |
|---|---|
| 年齢 | 42歳 |
| 職業 | 会社受付 |
| 家族構成 | 夫・子どもあり |
| 悩み | レスが続き、夫から女性として見られていないと感じ、空虚な日々を過ごしていた |
| 利用目的 | 女性として見てもらえる相手、自分を大切にできる場所を見つけるため |
目次
女として見られなくなったことが、思っていた以上に苦しかった
夫とのあいだで、怒鳴り合いのケンカをしたことはほとんどありません。子どもの話や家のこと、必要な会話はちゃんとできていました。
けれど夫が私に触れることがなくなって、いわゆるレスの状態になってもう何年も経ちます。
はじめはお互い共働きで忙しいから仕方ないと思っていました。でも、時間が経つにつれてこれは忙しさの問題じゃないんだとわかってきました。
夫にとって私は女ではなく、「妻」「母」としてしか見られていないんだと。女として見られていないことが、こんなにも寂しくて苦しいとは思っていませんでした。
同僚から言われた「その髪型似合いますね」という言葉にハッとした
受付の仕事を終えて家に帰れば、夕飯の準備や子どもの宿題、お風呂、洗い物。気づけば22時を過ぎていて、ソファに座ったら寝てしまうような毎日でした。
ある日、職場の同僚に「その髪型似合いますね」と何気なく言われて、自分でも驚くくらい嬉しかったんです。夫は私が美容院に行ってもまず気づきません。
誰かに見た目を褒められたのが久しぶりすぎて、その夜はそのことばかり考えていました。
夫を悪く言いたいわけじゃないんです。ただ「一人の女として見られる体験がこの先ないんじゃないか」と思うと、胸の奥がすっと冷たくなりました。
Xで裏アカを作って知り合った人と意気投合していた
そんな日々が続くなかで、ある時期からXの裏アカウントを使うようになりました。本名も顔も出さずに趣味の話ができるアカウントです。そこで知り合った男性と少しずつやりとりするようになりました。
最初は本当に軽い会話でした。私が好きな海外ドラマの話に彼が食いついてきて「あの夫婦の関係、リアルすぎてしんどいですよね」なんてやりとりから始まったんです。見ている作品が同じだと、それだけで距離が縮む感じがしました。
そのうち話題は少しずつ際どい方向にも広がって、ドラマのベッドシーンの感想から「最近そういうの全然ないなあ」なんて、普段なら絶対に口にしないことまで打ち明けていました。彼はそういう話をしてるのに、茶化すでもなく「意外ですね〜」と世間話のように受け止めてくれて好印象でした。
それからは気づいたら毎日DMでやりとりするようになっていました。
Zoomで会話するようになった彼に後ろめたさを感じ始めた
そのうち彼とはZoomで話すようになりました。不思議だったのは、その日だけ自分の行動が少し変わったことです。
仕事帰りにコンビニで、普段は値段を見て棚に戻す少し高いアイスを「今日はいいか」と買って帰る。子どもが寝たあと、しまい込んでいたアロマを久しぶりに焚いて「今日は何を話そうかな」と考える。
普段なら子どもを寝かせたらそのまま寝落ちするのに、髪をちゃんと乾かすようになりました。
一方で、時間が経つにつれて彼に対して後ろめたさを感じるようになりました。会話の流れから彼が独身だとわかったのに、私は自分が既婚者だと言い出せなかったんです。
「そのうち話せばいいか」と思っているうちに、やりとりが深まるほど言い出せなくなって。お互いの話で盛り上がるたびに、嘘をついている申し訳なさがじわじわ大きくなっていきました。
以前みたいに素直にやりとりを楽しめなくなって、返信を考える時間が少しずつ長くなっていって…。
向こうも何かを察したのか、徐々に連絡は減っていって、そのまま自然にやりとりは終わりました。
マッチングアプリを探す中で見つけた既婚者クラブへ登録
Xでの関係が終わったあと、しばらくは何もする気になれませんでした。
でもやっぱり、Xの彼とのやりとりが恋しくなって…。さすがにまた彼に連絡をするのはダメだと思ったので、マッチングアプリを探してみたんです。
でも普通のマッチングアプリはXの時と同じことになると思い、なかなかダウンロードしようとまでは思いませんでした。
マッチングアプリを探している中で見つけたのが既婚者クラブで、「これなら独身の人との会話での後ろめたさは生まれない」と思って、登録していました。
ただ使い始めて少し戸惑ったのは、思っていたよりまっすぐ距離を詰めてくる男性がいることです。
やりとりが数通続いたところで「一度ゆっくり会えませんか?」「あのホテルのラウンジで会うのはどうですか?」と言われたときは、断らなきゃと思いつつ画面を見たまましばらく返信できませんでした。
初めて会う彼にホテルに誘われて…
その後、マッチングした男性のひとりとメッセージのやりとりが続くようになりました。同世代で子どもがいて、仕事と家庭のあいだで少し疲れているという点とレス気味だという境遇が近い人でした。
その人とは最初、平日の昼間に会いました。子どもを学校に送り出したあとの数時間だけです。はじめはお互いの子どもの学校の話や反抗期の大変さみたいな、いかにも既婚者らしい話題でした。
そのうち昔観ていたドラマの話になって「ロンバケ大好きだった!」「カラオケで『LA・LA・LA LOVE SONG』入れたら年齢バレますよね」なんて笑い合っているうちに、すっかり打ち解けていました。
彼が「写真より、実際に会ったほうが柔らかい雰囲気ですね」と言ってきて、私が「それ、遠回しに地味って言ってます?」と返したら「違いますよ、安心するって意味」と。そんな冗談混じりのくだらないやりとりなんかもして。
別れ際に「このあと少し休んでいかない?」とホテルに誘われました。心が揺れなかったと言えば嘘になります。それでも私は断って一人で電車に乗りました。
数年ぶりに女として意識されることが嬉しかった
「あのまま流されていたら」と思う瞬間がなかったと言えば嘘になります。
でも結局、私が欲しかったのは体の関係そのものではなくて、「ちゃんと女性として見られてるんだ」って感じられたことのほうが大きかった気がします。メッセージが来るたびに胸が小さく跳ねる、それだけで十分でした。
その人とはその後も数回会っていましたが、1回目以降ホテルに誘われるということはありませんでした。でも、軽くお茶をしたりバーで飲んだりして、心地いい時間を過ごしていた感じです。
嘘のように自分のためにお金を使うようになっていった
彼と一緒にいることで、私は徐々に自分のためにお金を使うようになっていました。
ある日、仕事帰りにデパートのコスメフロアをふらっと歩いていたんです。前なら素通りしていたのに、その日はなぜか美容液を一本買って帰りました。彼に綺麗だと思われたい気持ちはもちろんありましたが、どちらかというと「自分を適当に扱いたくないな」と思ったという感覚でした。
休みの日に子どもを送り出したあと、ひとりで少し遠回りしてカフェに入るようにもなりました。前なら「そんな時間あったら家事を進めなきゃ」と思っていたのに、コーヒー一杯のために30分だけ自分に時間をあげることが、そんなに悪いことだとは思わなくなったんです。
何年も放っておいたネイルも思い切って予約しました。
誰かと話す場所ができたことで、自分のために時間やお金を使うことへの後ろめたさがいつのまにか薄れていきました。
「また会いたい」と思われる時間を手放したくなかった
誰かに女性として見られたい。最初はその気持ちだけだったと思います。
でも、メッセージを待ってしまったり、会う前に服を選んだりしているうちに、ただ「女として扱われたい」という気持ちだけじゃなくなっていきました。
会った帰りに「次はいつ会えるかな」と考えてしまうし、ホテルに誘われたときも、本当に少し揺れました。
誰かに「また会いたい」と思われるだけで、毎日の気分が少し変わる。次に会う日が近づくと、少しでもきれいに見られたくて前日の夜に慌ててムダ毛を処理したり「このワンピース若すぎるかな」と鏡の前で何回も着替えたりしていました。
既婚者クラブを使うことが正しいのかは今でもわかりません。
それでも私は、恋愛なんてもう縁がないと思い込んで、何も気にせず寝落ちしていた頃にだけは戻りたくないと思ってしまったんです。
家庭が壊れているわけでも、夫が憎いわけでもない。それでも「自分は誰かにちゃんと見えているのか」と不安になる夜があります。
チアキさんのように、レスになってから女性として見られていないと感じ苦しくなる方は少なくありません。
既婚者クラブは、同じ立場の既婚者同士が前提を共有してつながれる場所です。正直な気持ちを話したいと感じたとき、まず登録だけしてみてください。既婚者クラブ運営
アヤさん(仮)
36歳