仕事・家事・育児で終わる毎日。新たな出会いが趣味でつながる楽しみを思い出させてくれた
アヤさん(仮)
36歳 
子どもが小さいうちは、朝起きて家族を送り出し、仕事をして、夕飯を作って、気づけば一日が終わっている。大変ではあっても、立ち止まって自分の気持ちを考える時間はほとんどありません。
けれど、子どもが少しずつ手を離れていくと、それまで忙しさで見えなかったむなしさを急に実感しはじめることがあります。夫婦仲が悪いわけでも、仕事が嫌いなわけでもない。それでも「自分が楽しいと思える時間が、いつからなくなったんだろう」と感じてしまう。
今回お話を聞いたアヤさん(仮称)も、そんな違和感を抱えていた一人です。家族を大切にしながらも、既婚者クラブで趣味の合う相手と出会い、もう一度「ただ楽しい」と思える時間を取り戻していった体験を語ってくれました。
| ペンネーム | アヤさん(仮名) |
|---|---|
| 年齢 | 36歳 |
| 職業 | 広告関連(時短勤務) |
| 家族構成 | 夫・子どもあり |
| 悩み | 仕事・家事・育児に追われ、自分が純粋に楽しいと思える時間がなくなっていた |
| 利用目的 | 趣味が合う相手と一緒に出かけ、自分らしく楽しめる時間を取り戻すため |
目次
仕事・家事・育児で疲れ果てた日々
私には12歳になる子どもがいます。今年から中学生になり、手はかからなくなってきたものの、思春期に入ってあまり話してくれなくなりました。
朝は6時に起きて夫のお弁当を作り、子どもを学校へ夫を会社へ送り出す。自分の身支度を済ませて時短勤務の職場へ向かいます。
日中はクライアント対応に追われ、夕方には帰宅して夕飯の支度。中学生になった子どもは部活で帰りが遅く、夫は仕事から帰るとソファでテレビを見ているのが定番でした。
子どもが小さい頃は、とにかく目が離せなくて大変でした。でも中学生になって手が離れた途端、今度は別の寂しさが出てきたんです。
子育てが一段落して時間に余裕ができたはずなのに、心はちっとも満たされません。気づけば一日のほとんどをやらなければいけないことに費やしていて、自分が純粋に楽しいと思える時間がほとんどありませんでした。
友達との飲み会で既婚者クラブに登録する流れに
そんなある日、前職の同期だった友人たちと久しぶりに飲みに行く機会がありました。
気心の知れた仲間とお酒を飲みながら近況を話していると、一人の友人が「実は既婚者専用のマッチングアプリを使ってるんだ」と打ち明けてくれました。それが既婚者クラブでした。
そのアプリで出会った人と、旦那さんとは行かないような場所に出かけてデートを楽しんでいる。そう聞いて、最初は「え、そんなことしてるの!?」って驚きました。
ただ、話を聞くうちに妙に納得する部分があったんです。うちの夫は静かな人で、休日は家でゆっくり過ごすのが好きなタイプ。一方の私は、友人と飲みに行くのも好きですし、ディズニーや遊園地に出かけてアクティブに遊びたい性格でした。
夫は私の趣味には全然ついてきてくれないんです。誘っても「家でいいよ」って。それが不満というわけじゃないけど、もっと気軽に一緒に出かけられる相手がいたらなって、ずっと思っていました。
既婚者クラブの存在と友人の使い方を聞いて、私は「これだ」と思いました。
趣味や楽しみ方が同じ人と一緒に出かけてみたかったんです。そういう相手なら、家庭を壊さずに楽しめるかもしれないって。
場の雰囲気やお酒の力もあって、勢いで既婚者クラブに登録しました。
最初は趣味で繋がれそうな人は見つからなかった
登録してすぐに理想の相手が見つかったわけではありませんでした。
最初にやり取りした人たちは、正直イマイチで。会話もあまり盛り上がらないし、すぐ「会おう」「ホテルでも」みたいな明らかに体目的の人もいて。そういうのを求めてるわけじゃないんだけどなって、ちょっとがっかりしました。
一人目、二人目とメッセージを交わしても、趣味の話で盛り上がる前に距離を詰めてこようとする相手ばかり。やっぱりこういうアプリってそういうものなのかなって…。
とはいえ他に趣味を共有できる人を見つけるイメージも見つけられず。変に期待しすぎず、合わなかったら無理しないでフェードアウトすればいいやって思って、続けることにしました。
利用しはじめて5人目の人は、お酒好きでディズニーの話も盛り上がった
転機になったのは、5人目にやり取りした相手でした。
同じく都内在住で、40代前半の男性。プロフィールにお酒好きと書いてあり、メッセージを送ってみると、最初の一通から会話のテンポが心地よかったんです。
その人は、私と同じでディズニーが大好きで。特にディズニーシーの話で盛り上がりました。
新しくできたファンタジースプリングスのアナ雪のアトラクションに乗ったって言うから「私まだ行けてないんです」って返したら「あのボートに乗りながら『生まれてはじめて』が流れる演出がすごいんだよ」って熱く語ってくれて。そういう細かいところまで語り合える人って、なかなかいないんですよ。特に男性相手だと。
お酒の話も合って、好きな日本酒の銘柄がかぶったときは思わず笑っちゃいました。
しかも相手も家庭を持っているからこそ、お互いの距離感に無理がありませんでした。返信が遅れても「お互いさまだよね」って感じだし、週末は家族の時間っていうのが当たり前の前提になってる。いちいち言い訳しなくていいのが、本当に楽でした。
初めて会った日、趣味が合いすぎて終電まで飲んでしまった
何度かメッセージを重ねるうちに、「今度よかったら飲みに行きませんか」という話になりました。
都内の居酒屋で軽く一杯のつもりで、OKを出したんです。
ところが実際に会ってみると、お酒を飲みながらディズニーの話、仕事の話、最近ハマっているドラマの話と話題が尽きなくて。軽くのつもりが、気づけば終電ぎりぎりまで飲んでしまいました。
仕事の話ではつい愚痴っちゃって。広告の仕事をしてるんですけど最近は「とりあえずこれ作っといて」みたいな下請け的な仕事ばかりになっているのが辛くて。
「時短勤務だから大きな仕事も任せてもらえないし、なんだか自分が会社の歯車みたいに感じるんだよね」って話したんです。
そうしたら彼が「僕も似たような感じだよ」って共感してくれて。否定もアドバイスもせず、ただ「わかるなあ」って聞いてくれたことにすごく救われました。
ドラマの話でも意気投合しました。お互いクドカンの脚本が好きだって話で盛り上がりました。「あそこのセリフ回しがクセになるよね」って、好きな作品やお気に入りのシーンを挙げていったら止まらなくなって。その日は終電まで飲んでしまって、それ以降も好きなドラマや映画の話を送り合うようになりました。
子どもは旦那に任せ、彼と一緒に出かけることが増えた
それからは、夫に子どもを任せて、仕事終わりに友達と会うという名目で彼と二人で出かけることが増えていきました。
ずっと行きたかったディズニーシーのファンタジースプリングスのアトラクションに乗るために、平日の夜、彼が付き合ってくれたこともありました。
アナ雪にもようやく乗れて、クライマックスシーンでは、二人で「すごい鳥肌たったね!」って言い合いました。
そのあとラプンツェルのアトラクションにも乗って、夜空に無数のランタンが浮かぶ場面はもう言葉が出ないくらい綺麗で。
家のことも仕事も、全部いったん忘れて、子どもみたいにはしゃげる時間でした。帰り道に「あー楽しかった」って心から思えるのが、本当に久しぶりでした。
彼との時間は楽しかった。でもこのままでいいのかとも思った。
ただ、楽しい時間が続くうちに、あることに気づきました。
気づいたら、彼と次にどこへ行こうかって、そればっかり考えるようになっていて。スマホばっかり見て、ちょっと夢中になりすぎていたなって。
ちょうどその頃、子どもの学校行事が続きました。保護者会、三者面談、文化祭。準備に追われるなかで、最近自分が子どもとの時間をきちんととっていなかったことに気づいたんです。
子どもや夫から何か言われたわけじゃないんです。でも文化祭で頑張ってる子どもの姿を見たら、急に申し訳ない気持ちになりました。「私、何やってたんだろう」って。
「楽しいのは確かだけど、子どもを犠牲にしてまで会う関係じゃないな」って、冷静になりました。家庭があってこその自分の時間なんだって改めて思ったんです。
それから私は彼への連絡頻度を意識して落とし、会う回数も少しずつ減らしていきました。
今は複数人の気の合う人と連絡をとり、たまに飲みに行く程度
その後、彼とは「お互い無理のない距離で会おう」と話し合い、関係を続けています。
一人に夢中になりすぎると、どうしてもバランスが崩れちゃう。だから今は、特定の誰かにのめり込むんじゃなくて、気の合う人と何人かゆるくつながってたまに会うくらいがちょうどいいなって思っています。
今連絡を取り合っているのは、最初に意気投合した彼を含めて3人。みんな既婚者クラブで出会った人たちです。
一人は、全国のサウナを巡るのが趣味という40代の男性です。私はあまりサウナ好きというわけではないのでピンとはこなかったんですけど、話を聞くと面白くて。「ここの施設はロウリュの香りがいい」とか「水風呂の温度が完璧」とか、本当に詳しくて、ついにはサウナでととのった瞬間の話を哲学みたいに語り出すんですよ(笑)
最初は変な人だなって思ったけど、何かをそこまで本気で好きでいられる人ってなんだか羨ましくて、興味深いなって感じでお喋りを楽しんでいます。
もう一人は、グルメ好きの男性です。お酒に合う隠れた名店をたくさん知っていて、2〜3ヶ月に1回、一緒に新しいお店を開拓しに行きます。恋愛とかじゃなくて、純粋に「食仲間」って感じ。「趣味が合う人とごはんに行くのって、こんなに楽しいんだ」って思います。
どの人とも、深入りしすぎないちょうどいい距離感です。
若い頃遊んでいたことや楽しく過ごす方法を思い出せた
既婚者クラブを使ってみて一番よかったのは、若い頃にあんなに楽しく遊んでいた自分を思い出せたことです。
仕事と家事と育児に追われるうちに、いつの間にか楽しむという感覚そのものを忘れていました。それを、趣味の合う相手との時間が思い出させてくれたんです。
家庭は今でも一番大事です。夫のことも子どものことも大切。でも、それと同じくらい「私自身が楽しいと感じる時間も大事なんだ」って、ようやく思えるようになりました。
前より気持ちが落ち込むことも減って、イライラしなくなった気がします。心に余裕が生まれて、子どもの話にもちゃんと耳を傾けられるようになりました。
妻でも母でもない、ただの「アヤ」として笑える時間があるって、すごく贅沢なことなんだなって。既婚者クラブは、私にとってそれを取り戻すきっかけになりました。
「夫婦仲が悪いわけではないけれどどこか満たされない」「不幸とは言えないのに毎日が空っぽな感じがする」——そんな感覚を抱えている方は、決して少なくありません。
既婚者クラブは、「家庭があること」「お互いの生活を尊重し合うこと」を前提にした上で、気持ちの行き場を見つけられる場所として運営しています。
自分の気持ちを後回しにしてきた方が、一息つける居場所を見つけられる助けになれば幸いです。既婚者クラブ運営