

既婚者マッチングアプリ「既婚者クラブ」を運営する株式会社リンクスは、30〜50代の既婚女性500名を対象に、オープンマリッジ(※)への意識と、配偶者以外の関係性に対する本音についてアンケート調査を実施しました。
※オープンマリッジ:夫婦双方の合意のもと、配偶者以外との恋愛関係や親密な関係を認める考え方
<調査背景>
近年、「夫婦のあり方」に関する議論が多様化するなかで、オープンマリッジという選択肢がメディアやSNSで取り上げられる機会が増えています。昨年9月に著名Youtuberがオープンマリッジに関する動画を投稿したことをきっかけに、この言葉を目にした方も多いのではないでしょうか。
一方で、オープンマリッジをどの程度受け入れられるのか、また配偶者以外との関係性についてどのように考えているのかは、人によって受け止め方が分かれるテーマです。
本調査では、オープンマリッジへの賛否だけでなく、「仮に自分が配偶者以外に関係を持つとしたら、どのような関係性が受け入れやすいか」まで踏み込んで尋ねることで、既婚女性の意識の実態を明らかにしています。
<調査サマリー>
<調査概要>
| 調査期間 | 2026年5月13日 |
| 調査手法 | インターネット調査 |
| 調査媒体 | Freeasy |
| 調査地域 | 全国 |
| 調査対象者 | 30〜50代の既婚女性500名 |

「オープンマリッジという考え方について、あなたの受け止め方に最も近いものはどれですか?」という設問に対し、「まったく理解できない」が58.2%と過半数を占めました。
一方で、「恋愛関係も理解できる」が15.2%、「心の支えがいることは理解できる」が26.6%となり、合計41.8%の既婚女性が何らかの形でオープンマリッジに理解を示しています。全否定が6割に迫るなかでも、「恋愛までは理解しにくいが、心の支えなら」という"条件付き理解"が4人に1人を超えている点は特徴的です。
オープンマリッジへの受け止め方は「賛成か反対か」の二択では捉えきれず、そのあいだに幅広い温度差があることがわかります。

「結婚相手一人に、理解・会話・承認・ときめきのすべてを求めることについて、どう思いますか」と尋ねたところ、「まったく現実的ではない」が16.4%、「あまり現実的ではない」が30.8%となり、約半数の既婚女性が「一人にすべてを求めるのは現実的ではない」と回答しました。
一方で「ある程度は現実的」(38.0%)と「かなり現実的」(14.8%)を合わせると52.8%が肯定的であり、意見はほぼ二分されています。
この結果は、オープンマリッジを「まったく理解できない」と答えた層(58.2%)のなかにも、「結婚相手一人にすべてを求めるのは難しい」と感じている人が含まれうることを意味しています。

「夫婦だけでは満たしにくいと感じるものとして、当てはまるものはどれですか?」という設問(複数回答可)では、「日常から少し離れた刺激やときめき」が34.8%で最多となりました。
次いで「妻や母としてではなく、一人の人間として尊重されること」(27.6%)、「本音を否定されずに聞いてもらうこと」(25.0%)、「趣味や価値観を共有すること」(22.4%)、「一人の女性として魅力的に見られること」(22.2%)と続き、いずれも2割以上の支持を集めています。
尊重されることや本音を話せること、価値観を共有できることなどにも一定の回答が集まっており、配偶者以外に求めるものは恋愛的な刺激に限られないことがうかがえます。

「仮に自分が配偶者以外に心の支えや会話相手を持つとしたら、どのような関係性なら最も受け入れやすいですか」という設問について、オープンマリッジへの受け止め方(設問1)の回答をもとに以下の3層に分けて比較しました。
※「全面理解層」「一部理解層」「否定層」は、本調査における便宜上の呼称です。
全面理解層で「恋愛感情がありつつも、一線を越えない関係」を選んだ割合は、わずか3.9%。一部理解層(8.3%)・否定層(8.2%)をいずれも下回り、3層中最低値となりました。「オープンマリッジを認める=自分も恋愛関係を持ちたい」という連想は、必ずしも当てはまらないようです。
恋愛感情を伴う関係以外の項目を見ると、全面理解層では「趣味や価値観を共有できる関係」が27.6%で最も高くなりました。これは否定層の14.8%と比べて約1.9倍です。この結果からは、オープンマリッジへの理解が高い層ほど、配偶者以外との関係性を恋愛感情だけでなく、趣味や価値観を共有できる相手としても受け止めている可能性がうかがえます。
一方、「悩みや本音を安心して話せる関係」は全面理解層25.0%・一部理解層23.3%・否定層21.0%と、3層を通じてほぼ同水準でした。本音を話せる相手を求める気持ちは、オープンマリッジへの理解度に関係なく存在しています。
なおこの設問は、「仮に自分が持つとしたら」という前提で尋ねています。否定層にも「精神的な支えになる関係」を選ぶ人が7.6%存在しており、考え方としての賛否と自分ごととして問われたときの回答は、必ずしも一致しないことがうかがえます。
今回の調査では、オープンマリッジへの受け止め方と、配偶者以外との関係性に対する考え方の間に、一定の温度差が見られました。
オープンマリッジに理解を示す人であっても、配偶者以外との関係性を必ずしも恋愛感情中心で捉えているわけではありません。趣味や価値観を共有できる相手、本音を話せる相手、心の支えになる相手など、求められる関係性には複数の形があることがうかがえます。
また、オープンマリッジへの賛否にかかわらず、配偶者だけでは満たしきれないものがあると感じる人も一定数見られました。配偶者以外との関係性は、恋愛か否かだけでなく、会話・共感・趣味の共有・心の支えといった観点からも捉えられているようです。
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