「恋じゃなくて、友だちでいい。」──私が“もうひとつの居場所”を見つけた方法

「パートナーとの関係に不満はないけれど、どこか物足りなさを感じている」──そんな声をよく耳にします。S.Eさんの体験談は、そんな“空白の時間”に、心地よい人間関係をどう築いていくかを教えてくれます。恋愛に縛られず、自分らしいペースで関係を築きたい方に、ぜひ読んでいただきたいリアルな声です。
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結婚20年、「凪」のような夫婦関係

52歳。茨城県で夫と二人暮らし、結婚生活は今年で20年になります。長く一緒にいれば、会話のペースも空気のようになっていきます。平日は帰りが遅い夫と交わすのは、LINEでの業務連絡くらい。ちゃんと話すのは週末だけです。でも、特に不満があるわけではない。「可もなく不可もなく」。それが私たちの距離感です。けれど、ふとしたときに思ったんです。もっと誰かと話したい、笑いたいって。
私にとっての「恋愛」は、友だち感覚でした

実は、既婚者クラブを始める前から、既婚者合コンに参加したり、仕事関係の人と3年ほどお付き合いしていたこともありました。でも、いつもどこか“恋愛”とは少し違う。どちらかと言えば、友だちの延長線のような関係。ガチガチの恋愛感情よりも、適度な距離感と居心地の良さが大事なんです。今も、夫ともそんな風に、無理をせずにやってきた感覚があります。
メッセージも頻度も「最低限でいい」

私はLINEやメッセージが得意じゃありません。連絡は必要最低限で十分。雑談をだらだら続けるのは疲れてしまうから。だから、「連絡は用件だけ、会えたときに話す」というスタイルを、既婚者クラブでも貫いています。ありがたいことに、そういう“私のルール”を受け入れてくれる人たちがちゃんといるんですよね。それが、すごくラクなんです。
見た目は大事、でも「距離」も同じくらい大切
相手に求めるのは、まず見た目。これは正直に言います(笑)。ただ、年齢差が大きいと話が合わないので、上は5歳上まで、下は7〜8歳下までを目安に。あと、遠方の方は最初からお断りしています。北海道や関西の方とやり取りを続けても、会えない関係になってしまうから。関東圏で「会える距離」にいる人が理想です。
きっかけは隣の席の女性の一言
既婚者クラブの存在を知ったのは、偶然でした。ある既婚者合コンで隣に座っていた女性に、「私、こういうの使ってるのよ」と教えてもらって。ちょっと面白そうだな、と思ったんです。新しい友だちができたらいいな、一緒にごはんやお酒を楽しめる相手がいればいいなって。それくらいの軽い気持ちで始めました。
「ラクな関係」があるだけで、日々が潤う
今は、「気を遣わずにいられる関係」を築けた人たちと、程よくつながっています。夫も私が友人と出かけるのが好きなことは理解してくれているので、特に何も言いません。自分のペースで、会いたいときにだけ会う。そんな人がいてくれるだけで、毎日が少し楽しくなる。50代でこんなふうに“心の余白”が持てるとは思っていませんでした。

S.Eさんのように、恋愛感情を求めるわけではなく、“心地よい距離のつながり”を大切にしたいという声は、年齢やライフステージを問わず増えています。既婚者クラブは、恋愛にも友情にもとらわれない「あなたにちょうどいい関係」を見つける場所。自分のスタイルを大事にしながら、人生をちょっと豊かにしてみませんか?
既婚者クラブ運営