「家では透明人間。でも心を求められたかった」―不仲夫婦10年目・N.Aさんの“出張オアシス”体験記


夫婦関係が冷え込み、家に居場所がないと感じる――そんな声は少なくありません。N.Aさんの体験は、家庭を壊さず心を守る“避難所”として既婚者クラブを活用する等身大の記録です。気持ちの受け止め合い、慎重な身バレ対策、現実との折り合い方。あなたの一歩の参考に。
目次
- 1 【居場所喪失】子どもが生まれて、私は風景になった
- 2 “面白そう”から始まった逃げ場探し──友人の一言で扉が開く
- 3 心がほどける…メッセージはまるでカウンセリング
- 4 【“共通言語”の力】既婚者同士だから甘えの限度がわかる
- 5 「心と体のバランス」が重要、寂しさを埋めてから触れたかった
- 6 身バレは絶対避ける!出張先だけで会う“マイルール”
- 7 【ビジネスホテルの夜】短いけれど濃い共有時間
- 8 時間のない大人の“心メンテナンス”
- 9 「妻との距離は変わらない」それでも折れずに済んでいる
- 10 【守るべき線引き】家族は家族、オアシスはオアシス
- 11 妻と修復か共存か、まだ決められないからこそ支えが要る
- 12 【同じ境遇の方へ】寂しさを抱え込まないで
【居場所喪失】子どもが生まれて、私は風景になった
結婚して10年。子どもが生まれれば、夫婦仲も少しは軟化するだろう――そう信じていました。現実は逆でした。妻は慢性的に寝不足で、余裕ゼロ。私に向ける表情はいつも棘があり、返事は短く、視線は子どもへ。家庭の主役は妻と子で固定され、私は背景の家具みたい。夕飯の食卓で交わるのは業務連絡だけ。「ここにいてもいないみたいだな」と、心の中で何度もつぶやきました。
“面白そう”から始まった逃げ場探し──友人の一言で扉が開く
同じく既婚の友人が飲みの席で言いました。「お前さ、ちょっと面白いサイトあるんだけど…既婚者向け」。最初は笑い飛ばしました。浮気アプリ?危ないでしょ、って。でも帰宅後、暗いリビングでスマホをいじりながら思ったんです。誰かと愚痴くらい言いたい。勢いで登録。あれから気づけば2~3年。最初は冷やかし、今は生活のセーフティネットです。
心がほどける…メッセージはまるでカウンセリング
登録直後、恐る恐るプロフィールを埋め、写真は控えめ、地域は広域設定。メッセージをくれたのは、子育てで疲れ切ったという既婚女性。「旦那に話しても伝わらない」と書かれていて、一気に距離が縮みました。やり取りを続けるうち、ふと気づく。「これ、カウンセリング受けてるみたいだ…」相手が私の愚痴を受け止め、私も相手の孤独を聞く。言葉を返すたび胸の詰まりが少し溶ける。ここは、心が乾かない場所でした。
【“共通言語”の力】既婚者同士だから甘えの限度がわかる
独身相手でも構わない――当初はそう思っていました。でも実際に話してみると、既婚者同士のほうが圧倒的に楽。「今日は子ども寝かしつけた?」で通じる。家族時間優先は当然、連絡途絶えても怒らない、会えるのは出張や平日昼…その制約を説明せずに共有できる楽さ。「共通言語がある」とはこのことかと腑に落ちました。
「心と体のバランス」が重要、寂しさを埋めてから触れたかった
正直に言うと身体の関係になった人もいます。でも順番が大事でした。まずは話す、支え合う、安心する。その上で会いたいと思えたら、自然に手が伸びる。体だけ先行したら虚しくなるのは目に見えていましたから。相手も「気持ちがないと続かないよね」と言ってくれて、胸が救われました。
身バレは絶対避ける!出張先だけで会う“マイルール”
家庭は守りたい。だからリスク管理は徹底しています。地元で会うことは絶対にしない。約束は必ず出張先の都市、または移動途中の駅周辺。プロフィールの居住地は幅広く曖昧にし、顔写真はぼかし加工。連絡用アカウントも専用アプリで分離。万が一を考えて、会う前に“想定バレ対策”をお互い確認します。ここまでやるから安心して心が開ける面もあります。
【ビジネスホテルの夜】短いけれど濃い共有時間
出張先での再会は、非日常の泡みたいな時間。仕事を終えてビジネスホテルにチェックイン、ロビーで合流し近くの居酒屋へ。子どもの話、配偶者への愚痴、たまに昔好きだった音楽の話で笑って、深夜前には解散。時には肩を寄せ、自然な流れで身体を重ねる夜もあります。長くはない。でもこの濃度が、帰宅後の荒地を乗り切る燃料になります。
時間のない大人の“心メンテナンス”
忙しさを理由に趣味を持てなかった私にとって、既婚者クラブでの対話は心のメンテナンスそのもの。ゲームをする時間も、ジムに通う余裕もない。でも移動中の数分でメッセージは送れる。短いやり取りが積み重なり、「今日も生き延びた」って思える。孤独感のリセットボタンです。
「妻との距離は変わらない」それでも折れずに済んでいる
現実的に、妻との関係が劇的に良くなったわけではありません。冷たい日常は続いています。それでも以前ほど潰れそうにはならない。外に心を置ける場所があるからです。家庭を壊す意図はゼロ。むしろ“外部電源”があるから家庭運営が続けられている感覚。理想形ではないけれど、今はこれでバランスを取っています。
【守るべき線引き】家族は家族、オアシスはオアシス
会う頻度は出張スケジュール次第。約束が重なるときは優先順位をはっきり言い合う。「まず家庭」「次に仕事」「それから私たち」。ルールを共有しておくと揉めないし、逆に信頼が深まります。線を引くから越えられる距離もある。曖昧にしないことが、長期継続の鉄則だと感じています。
妻と修復か共存か、まだ決められないからこそ支えが要る
40代半ば。あと何十年この関係性で走るのか、正直読めません。妻と向き合う気持ちが湧く日もあれば、諦めに傾く夜もある。子どもが成長するにつれ家族の形も変わるでしょう。その時どう決断するかは、まだ保留。だからこそ今、心の支えを確保しておきたいのです。
【同じ境遇の方へ】寂しさを抱え込まないで
家庭に不満がある人、冷たさに凍えている人へ。誰かに胸の内を聞いてほしいなら、まずはメッセージだけでも始めてみてください。相手が既婚者なら、事情を説明する手間が少なくて済むかもしれません。身バレ対策だけは抜かりなく。私は既婚者クラブのおかげで、ギリギリの心を何度も救われました。
不仲ゆえの寂しさ、でも家庭は守りたい――矛盾を抱えながら人は支えを求めます。既婚者クラブは“心のオアシス”として距離とルールを保ちつつつながれる場。N.Aさんの工夫(出張先利用・身バレ配慮)を参考に、自分のペースで心の余白を取り戻してください。
既婚者クラブ運営