「心に、もうひとりの居場所を。」―既婚者フレンドとの出会いがくれた余白

結婚生活に不満はない。でも、心のどこかで“何かが足りない”と感じる瞬間がある——そんな思いを抱える方は意外と多いものです。「既婚者クラブ」では、同じような境遇にある人と出会い、心の通う時間を持つことができます。
今回は、T.Tさん(30歳・東京都在住)とY.Yさん(28歳)がどのように出会い、どんな関係を築いたのか、既婚者フレンド同士の過ごし方についてうかがいました。

変わらない日常にふと感じる“物足りなさ”


(T)自分の場合は、特に家庭に問題があったわけではなかったんです。ただ、結婚生活はマンネリ化していて…毎日同じルーティンの繰り返しだったり、夫婦の会話も必要最低限だったり。妻はパートナーというより、同居人という感じでした。
仕事も家庭もあって大きな不満はなかったんですが、なんとなく日常に物足りなさを感じていたんです。よくある「刺激が欲しい」というやつですね。

(Y)私も似た理由で既婚者クラブを始めました。夫とは不仲ではないんですが、付き合っていたときのようなドキドキはないし、完全に「家族」になってしまったというか。この先、もう恋愛でドキドキして苦しくなるようなことはないんだな~…と思ったとたん、もう“女性”として異性に求められることはないのかと、急に苦しくなってしまって
「好き」と言われたり求められたりしたい。こんなこと誰にも言えなくて悩んでいたところ、ネットで知った既婚者クラブを始めてみました。

「わかるよ、その気持ち」と言ってもらえる安心感


(T)Y.Yさんと出会ったのは、登録してすぐでした。プロフィールの文面が柔らかく、どこか芯の強さを感じさせる内容で、すぐに興味を持ちました。正直なところ、実際にやり取りをするまでは「こういうサイトって本当に大丈夫かな」と思ったんですが(笑)
やり取りをしてみたら、既婚者クラブを始めた理由が自分とまったく同じで。気持ちをわかってくれる人に出会えたー!と思い、安心したのを覚えています。

(Y)私も最初はめちゃくちゃ怖くて(笑)普通のマッチングアプリも使ったことがなかったので。出会いはあっても、自分が思っているような人とは出会えないんじゃないかなと思ったり、みんないわゆるヤリモクだったりするのかなと。
でも、実際に使ってみて彼に出会ったら、人に言いにくい悩みを聞いてもらえて、しかも共感してもらえるのが本当に嬉しくて。誰かに相談しても「離婚すればいい」とか「そんなのおかしい」って言われることがわかっているので、一人で抱えこんでいたのが本当につらかったんです。

「また会いたい」と、自然に思えた

(T)何度かメッセージをして、僕のほうから「会ってみませんか」と誘いました。
デートは都内のカフェでしたが、時間が経つのが本当にあっという間でビックリ。好きな映画や音楽の話で盛り上がっていたら、閉店時間になっていたんですよ(笑)初めて会ったとは思えないほど、「ちょうど良さ」を感じる人でした。

(Y)メッセージをしていた段階で、お互いに趣味も合うことがわかってたんです。だから、実際に会ったときも「はじめまして」という感じは全然なくて。ずっと前から知っていた人のように感じて、私もおしゃべりに夢中になりました。
仕事をしていても家にいても、ずっと心の中で何かがひっかかっているようなモヤモヤを感じていたので、久しぶりに何も悩まず楽しい時間を過ごせました。

家庭に戻るたび、少し優しくなれた


(T)彼女と出会ってから、自分の中にあった“余白”のようなものが満たされる感覚がありました。最初は刺激が欲しい!と思っていたんですが、彼女は癒しの存在。家では見せられない部分を、無理なくさらけ出せる相手というか。
それもあってか、不思議なことに彼女と過ごすようになってから、妻への接し方にも余裕が出てきたんです。妻の良いところを見つけられるようになったし、自分で言うのもアレですが、優しくなれましたし。
既婚者クラブで妻以外の女性に会うって、やっぱり裏切り行為に思えるかもしれないんですが、家庭を壊すどころか、むしろ前よりも穏やかに向き合えるようになった気がします。

(Y)私も、彼と出会ってから気持ちが安定しているように思います。たとえば、日々の小さなことにイライラしなくなったり、仕事や家事も少しずつ余裕が出てきたように感じています。
前のような無力感とか、寂しさを感じることもなくなって。たぶん、私は「人から大切にされてる」って実感できるようになったおかげだと思います。一人で不安や寂しさを抱えていたときとは、大違いです。

結婚していても“新しいつながり”はあっていい

(T)正直なところ、やっぱり妻への罪悪感はあります。でも、自分は家庭を壊す気は一切ないし、むしろ家庭内でうまく立ち回りたいからこそ、モチベーションを上げたいという気持ちがありました。だから、既婚者クラブを使うのは自分にとって正解だったと思います。

結婚生活がマンネリ化している人って、正直とても多いと思います。自分のように家庭の外で刺激を求める人もいれば、癒しを求める人もいる。でも、大人になると新しい「出会いの場」はなかなかないんですよね。

そんなときに、既婚者クラブをぜひ使ってみてください。友だち作りも、癒しの相手を見つけるのにもぴったりでした。退屈なとき、寂しいとき、どんなときでも「自分と同じだ」と思える相手がいると思います。

(Y)いろいろな価値観の人と出会えるので、まずは自分がなぜ満たされていないのか、何がしたいのかをはっきりさせると良いと思います。自然と、理想的な相手が見つかるんじゃないかなと思います。

結婚していても、パートナーと心が通っていない寂しさを感じ続けるのって、本当につらいと思います。自分を理解してくれる人と出会いたいって思うのは、絶対に悪いことではないです。

最初はドキドキするかもしれませんが、まずはお試し感覚で使ってみてほしいです。それから会う・会わないを決めればいい。理解してくれる人と出会えたとき、「自分の気持ちに正直になること」がどれだけ大切か、わかると思います。

T.TさんとY.Yさんのように、家庭に不満があるわけではなくとも「もう少し誰かと話したい」「心の通じる人に出会いたい」と感じている方は少なくありません。
既婚者クラブは、そんな方にとっての“心の居場所”となる場所です。大切な日常を壊すことなく、もうひとつのつながりを見つけてみませんか?

既婚者クラブ運営