「もう無理、旦那と離婚したい!」
そう思ったことはありませんか?しかし、実際に離婚しようとすると「お金」「子ども」「世間体」など、さまざまなしがらみがあってなかなか実行できないもの。
そもそも、なぜ愛し合って結婚したはずの夫と離婚を考えるようになったのでしょうか。
今回、既婚者クラブでは既婚女性3,000人に「夫との離婚」に関するアンケート調査を実施。どれくらいの割合で離婚を考える女性がいるのか、そして実際に離婚計画を立てている人に、夫との関係を諦めた“きっかけ”を探ります。
調査期間:2025年5月2日~2025年5月2日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚女性 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000 ・20代…186人 ・30代…690人 ・40代…1,052人 ・50代…1,072人 |
まず、20歳~59歳以下の既婚女性3,000人に対し、「旦那と離婚したい」と思うかどうかを聞きました。3,000人中624人(20.8%)が「はい(離婚したい)」、2,376人(79.2%)が「いいえ(離婚したくない)」と回答しました。
約2割の人が、旦那と離婚したいと考えていることがわかります。
<年代別の調査結果>
離婚を考えている人がもっとも多かったのは20代で、186人中43人(23.12%)が回答。反対に、離婚を考えている人がもっとも少なかったのは50代で、1,072人中206人(19.22%)でした。
<子どもの有無別の調査結果>
はい(離婚したい) | いいえ(離婚したくない) | |
子どもあり(2,058人) | 502人(24.39%) | 1,556人(75.61%) |
子どもなし(942人) | 122人(12.95%) | 820人(87.05%) |
子どもがいる女性2,058人と、いない女性942人の回答です。
子どもがいる女性のほうが、離婚を望む人が多くなりました。全体では20.8%でしたが、子どもがいる女性は24.39%と高くなっています。
「現在、旦那と離婚したくない」と回答した2,376人の既婚女性に、これまでに夫と離婚したいと思ったことがあるかどうかを聞きました。
その結果、ほぼ半数が「一度も思ったことはない」と回答。多くの人が、良好な夫婦仲であることがわかりました。
「一度だけ思ったことがある」は2,376人中256人(10.77%)、「何度か思ったことはある」は851人(35.82%)、「最近までずっとそう思っていた」は100人(4.21%)でした。
<年代別の調査結果>
20代(143人) | 30代(548人) | 40代(819人) | 50代(866人) | |
一度も思ったことはない(1,169人) | 77人 (53.85%) | 285人 (52.01%) | 400人 (48.84%) | 407人 (47%) |
一度だけ思ったことがある(256人) | 19人 (13.29%) | 60人 (10.95%) | 93人 (11.36%) | 84人 (9.7%) |
何度か思ったことはある(851人) | 34人 (23.78%) | 174人 (31.75%) | 302人 (36.87%) | 341人 (39.38%) |
最近までずっとそう思っていた(100人) | 13人 (9.09%)
| 29人 (5.29%) | 24人 (2.93%) | 34人 (3.93%) |
年代別で見てみると、「一度も思ったことはない」「最近までずっとそう思っていた」の回答割合が高かったのは20代。夫婦仲が良好な人とそうでない人、ハッキリしていると言えます。
夫との離婚を「何度か思ったことはある」は、年代が上がるにつれて回答率もアップ。夫と一緒にいる年数が長くなるほど、離婚を考える機会も増えるのは当然と言えるでしょう。
それでも、「最近までずっとそう思っていた」の40代・50代の回答割合は低く、今後も夫とともに人生を歩んでいこうと考えている人が多いのではないでしょうか。
ここからのアンケートは、以下の内容で調査しています。
調査期間:2025年5月2日~2025年5月2日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚女性 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000 ・20代…194人 ・30代…690人 ・40代…1,049人 ・50代…1,067人 |
まず、前回調査と同じく、現在夫と離婚したいと思うかどうかを既婚女性3,000人に聞きました。
3,000人中599人(19.97%)が「はい(離婚したい)」、2,401人(80.03%)が「いいえ(離婚したくない)」と回答。前回調査とほぼ同じ回答割合になっています。
<年代別の調査結果>
今回も、「離婚したい」の回答率がもっとも高かったのは20代で、194人中42人(21.65%)が回答。一方、「離婚したくない」と回答したのは50代で、1,067人中190人(17.81%)が回答しました。
年代が上がるにつれて、離婚を希望する人は減っていることがわかります。
<子どもの有無別の調査結果>
はい(離婚したい) | いいえ(離婚したくない) | |
子どもあり(2,069人) | 494人(23.88%) | 1,575人(76.12%) |
子どもなし(931人) | 105人(11.28%) | 826人(88.72%) |
子どもがいる女性・いない女性それぞれの回答です。
子どもがいる女性2,069人中494人(23.88%)が「離婚したい」と回答しました。一方、子どもがいない女性は931人中105人(11.28%)が「離婚したい」と回答。前回と同じく、子どもがいる女性のほうが離婚希望率は高くなりました。
こちらも前回調査と同じ質問ですが、今回は「離婚したい」と回答した人に向けてアンケート。前回は「離婚したくない」人に質問しており、結果に大きな違いが見られました。
まず、今回の調査でもっとも多かった回答は「何度か思ったことはある」で、599人中315人(52.29%)が回答しています。前回調査で最多回答だった「一度も思ったことはない」は、今回の調査ではわずか32人(5.34%)でした。
現在離婚を考えている人・そうでない人で、夫に対する気持ちがまったく異なることがわかります。
「旦那と離婚したい」と回答した599人の既婚女性に対し、なぜ夫と離婚したいと思うのか、その理由を聞きました。(複数回答可)
その結果、もっとも多かったのは「価値観・考え方が合わない」で、599人中339人(56.59%)が回答。次いで「性格が合わない(258人・43.07%)」「話し合いにならない(180人・30.05%)」「夫だけ自由に生活している(173人・28.88%)」と続き、多くの女性が夫に不満を抱えていることがわかりました。
<年代別の調査結果>
20代(42人) | 30代(146人) | 40代(221人) | 50代(190人) | |
性格が合わない(258人) | 11人 (26.19%) | 58人 (39.73%) | 101人 (45.7%) | 88人 (46.32%) |
価値観・考え方が合わない(339人) | 11人 (26.19%) | 71人 (48.63%) | 144人 (65.16%) | 113人 (59.47%) |
育児をしてくれない(128人) | 7人 (16.67%) | 43人 (29.45%) | 58人 (26.24%) | 20人 (10.53%) |
家事をしてくれない(159人) | 11人 (26.19%) | 39人 (26.71%) | 67人 (30.32%) | 42人 (22.11%) |
夫だけ自由に生活している(173人) | 11人 (26.19%) | 48人 (32.88%) | 77人 (34.84%) | 37人 (19.47%) |
仕事をしない(25人) | 1人 (2.38%) | 9人 (6.16%) | 8人 (3.62%) | 7人 (3.68%) |
話し合いにならない(180人) | 9人 (21.43%) | 48人 (32.88%) | 68人 (30.77%) | 55人 (28.95%) |
生活費を入れてくれない(62人) | 3人 (7.14%) | 21人 (14.38%) | 24人 (10.86%) | 14人 (7.37%) |
義両親や夫の親戚問題がある(64人) | 4人 (9.52%) | 18人 (12.33%) | 23人 (10.41%) | 19人 (10%) |
ギャンブル・借金・浪費癖がある(78人) | 5人 (11.9%) | 20人 (13.7%) | 28人 (12.67%) | 25人 (13.16%) |
モラハラ(精神的虐待)(116人) | 7人 (16.67%) | 24人 (16.44%) | 42人 (19%) | 43人 (22.63%) |
夫婦の営みがない(セックスレス)(68人) | 4人 (9.52%) | 22人 (15.07%) | 24人 (10.86%) | 18人 (9.47%) |
夫婦の営みが苦痛(65人) | 5人 (11.9%) | 24人 (16.44%) | 24人 (10.86%) | 12人 (6.32%) |
怒鳴る・物に当たる(100人) | 4人 (9.52%) | 20人 (13.7%) | 37人 (16.74%) | 39人 (20.53%) |
暴力をふるわれた(48人) | 3人 (7.14%) | 14人 (9.59%) | 11人 (4.98%) | 20人 (10.53%) |
浮気・不倫された(56人) | 2人 (4.76%) | 14人 (9.59%) | 20人 (8.6%) | 20人 (10.53%) |
酒癖が悪い(42人) | 0人 | 8人 (5.48%) | 19人 (8.6%) | 15人 (7.89%) |
年代別の結果を見ると、「性格が合わない」は年代が上がるにつれて回答率が高くなっています。
30代は「育児をしてくれない」、40代は「家事をしてくれない」の回答率がそれぞれ多く、子育て・仕事の最盛期と言える年代ならではの不満がうかがえます。
また、夫婦の営み(セックス)に関する2項目は、30代が最多回答でした。夫婦の営みがないセックスレス状態に対する不満、そして夫婦の営みをすることが苦痛という不満は、どちらも30代の回答率がもっとも高くなっています。
怒鳴ったり物に当たったりする、暴力、浮気・不倫は、いずれも50代が最多回答でした。
<その他(自由記述回答)>
「旦那と離婚したい」と考えている599人の既婚女性に、自身の収入・貯蓄があるかどうか、そして現在の職業について聞きました。
<収入について>
<職業について>
離婚したい7割超の女性が、自身の収入や蓄えがあると回答。ただし、離婚して一人でやっていける収入かどうかは定かではありません。特に子どもがいると、今後どれくらいお金がかかるのか、万が一働けなくなったときにどうするのかなど、不安は尽きないでしょう。
<その他(自由記述回答)>
ここからのアンケートは、以下の内容で調査しています。
調査期間:2025年5月2日~2025年5月2日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚女性 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000 ・20代…192人 ・30代…702人 ・40代…1,051人 ・50代…1,055人 |
前回・前々回調査とは異なる既婚女性3,000人に、現在夫と離婚したいかどうかを聞きました。
「はい(離婚したい)」と回答したのは、3,000人中597人(19.9%)。「いいえ(離婚したくない)」と回答したのは2,403人(80.1%)でした。
| 前々回調査 | 前回調査 | 今回調査 |
はい(離婚したい) | 624人(20.8%) | 599人(19.97%) | 597人(19.9%) |
いいえ(離婚したくない) | 2,376人(79.2%) | 2,401人(80.03%) | 2,403人(80.1%) |
どの調査でも、約2割の女性が「離婚したい」と考えているようです。
<年代別の調査結果>
「離婚したい」人がもっとも多かったのは30代で、702人中145人(20.66%)。反対に「離婚したくない」人は、これまでの調査と同じく50代がもっとも多くなりました。
旦那と離婚したいと回答した既婚女性597人に、離婚したいと思っているのに離婚に踏み切らないのはなぜなのか、その理由を聞きました。(複数回答可)
もっとも多かったのは「経済的な不安」で、597人中284人(47.57%)でした。僅差で「子どもがいるから(280人・46.9%)」が続きます。
<年代別の調査結果>
| 20代(39人) | 30代(145人) | 40代(216人) | 50代(197人) |
子どもがいるから(280人) | 18人 (46.15%) | 78人 (53.79%) | 123人 (56.94%) | 61人 (30.96%) |
夫に情があるから(75人) | 11人 (28.21%) | 31人 (21.38%) | 15人 (6.94%) | 18人 (9.14%) |
世間体のため(64人) | 6人 (15.38%) | 24人 (16.55%) | 20人 (9.26%) | 14人 (7.11%) |
経済的な不安(284人) | 16人 (41.03%) | 61人 (42.07%) | 106人 (49.07%) | 101人 (51.27%) |
話し合いが難しいから(105人) | 4人 (10.26%) | 33人 (22.76%) | 36人 (16.67%) | 32人 (16.24%) |
親権が取れるか不安だから(39人) | 3人 (7.69%) | 18人 (12.41%) | 16人 (7.41%) | 2人 (1.02%) |
両親などに心配かけたくないから(94人) | 2人 (5.13%) | 30人 (20.69%) | 30人 (13.89%) | 32人 (16.24%) |
1人でやっていく自信がないから(110人) | 4人 (10.26%) | 31人 (21.38%) | 40人 (18.52%) | 35人 (17.77%) |
離婚はしたいがそれほどの事ではないと思うから(64人) | 1人 (2.56%) | 26人 (17.93%) | 19人 (8.8%) | 18人 (9.14%) |
自分に原因があるから(22人) | 1人 (2.56%) | 8人 (5.52%) | 5人 (2.31%) | 8人 (4.06%) |
年を重ねるたびに、夫と離婚して一人になった後の経済的な不安が大きくなっていることがわかります。
また、子どもに関する不安が大きいのは30代と40代。特に30代は、自分が子どもの親権を取れるのかどうか、離婚して1人でやっていけるかどうかなど、さまざまな不安を抱えているようです。
<その他(自由記述回答)>
また、離婚したい理由が夫本人にあるのではなく、まさかの「義母」という人も。
「旦那と離婚したい」と回答した597人の女性に、休日は夫とどれくらいの時間を過ごしているのか聞きました。
全体の回答では「ほとんどない」が最多で、597人中193人(32.33%)でした。次いで「3時間未満(117人・19.6%)」「3~5時間未満(114人・19.1%)」と続きます。
<子どもの有無別の調査結果>
子どもがいる女性・いない女性のいずれも「ほとんどない」が最多回答でしたが、子どもがいない女性のほうが夫と過ごす時間は長い傾向にあるようです。
「10時間以上」の回答は、3倍もの回答差が見られました。
「旦那と離婚したい」既婚女性597人に、実際に離婚する予定があるのかを聞きました。
最多回答は「わからない・悩んでいる」で、597人中264人(44.22%)。半数近くの人が離婚したいと思いながらも、実際に行動に移すかどうかを迷っているようです。
ただ、すでに行動に移している人や、離婚の意思が固まっている人も少なくありません。
反対に、「まったく離婚する気はない」と回答したのは26人(4.36%)とごくわずか。多くの人が、離婚に向けて思いを巡らせているようです。
<年代別の調査結果>
| 20代(39人) | 30代(145人) | 40代(216人) | 50代(197人) |
はい(すでに話を切り出している)(73人) | 10人 (25.64%) | 23人 (15.86%) | 19人 (8.8%) | 21人 (10.66%) |
はい(時期未定だが意思は固まっている)(134人) | 10人 (25.64%) | 28人 (19.31%) | 47人 (21.76%) | 49人 (24.87%) |
わからない・悩んでいる(264人) | 11人 (28.21%) | 69人 (47.59%) | 110人 (50.93%) | 74人 (37.56%) |
いいえ(本気では考えていない)(100人) | 7人 (17.95%) | 21人 (14.48%) | 30人 (13.89%) | 42人 (21.32%) |
いいえ(まったく離婚する気はない)(26人) | 1人 (2.56%) | 4人 (2.76%) | 10人 (4.63%) | 11人 (5.58%) |
年代別で見てみると、実際に離婚するかどうかについて否定的な意見を挙げたのは50代が多くなりました。
反対に、「やっぱり離婚したい」と感じている人が多いのは20代。すでに離婚を切り出している人も多く、離婚を迷っている割合も少ないのが特徴です。
ここからのアンケートは、以下の内容で調査しています。
調査期間:2025年5月2日~2025年5月2日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚女性 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000 ・20代…186人 ・30代…703人 ・40代…1,045人 ・50代…1,066人 |
これまでの調査とは異なる既婚女性3,000人に、現在旦那と離婚したいと考えているかどうかを聞きました。
既婚女性3,000人中587人(19.57%)が「はい(離婚したい)」と回答。2,413人(80.43%)が「いいえ(離婚したくない)」と回答しました。
| 1回目調査 | 2回目調査 | 3回目調査 | 今回調査 |
はい(離婚したい) | 624人(20.8%) | 599人(19.97%) | 597人(19.9%) | 587人 (19.57%) |
いいえ(離婚したくない) | 2,376人(79.2%) | 2,401人(80.03%) | 2,403人(80.1%) | 2,413人 (80.43%) |
<年代別の調査結果>
離婚したい人が多かったのは40代。1,045人中223人(21.34%)が「旦那と離婚したい」と回答しています。一方、これまでの調査同様に「離婚したくない」の回答割合が高かったのは50代でした。
「旦那と離婚したい」と回答した既婚女性587人に、離婚を迷う理由が解消された場合、今すぐにでも離婚するかどうかを聞きました。
l はい…368人(62.69%)
l いいえ…48人(8.18%)
l わからない・それでも迷う…171人(29.13%)
6割以上の人が、「はい(離婚する)」と回答しました。
経済的な不安や子どもへの影響など、離婚をためらう理由は人それぞれ。中には、離婚したい・夫と離れたいという自分の気持ちを押し殺して、何とか生活を保っている人もいるのではないでしょうか。
そんなとき、離婚を迷っていた理由がなくなったら。多くの人は、すぐ行動に移すようです。
「わからない・それでも迷う」と回答したのは171人(29.13%)、「いいえ(離婚しない)」は48人(8.18%)で、ごく少数派となりました。
<年代別の調査結果>
| 20代(36人) | 30代(136人) | 40代(223人) | 50代(192人) |
はい(368人) | 24人 (66.67%) | 81人 (59.56%) | 136人 (60.99%) | 127人 (66.15%) |
いいえ(48人) | 3人 (8.33%) | 17人 (12.5%) | 14人 (6.28%) | 14人 (7.29%) |
わからない・それでも迷う(171人) | 9人 (25%) | 38人 (27.94%) | 73人 (32.74%) | 51人 (26.56%) |
もっとも離婚に前向きだったのは20代。反対に、後ろ向きだったのは30代でした。
ここからは、以下の条件で調査を行いました。
調査期間:2025年5月2日~2025年5月2日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚女性3,000人のうち「旦那と離婚したい」と回答した599人からランダム抽出した100人 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:100 ・20代…11人 ・30代…32人 ・40代…34人 ・50代…23人 |
「旦那と離婚したい」と思うようになった“最大のきっかけ(理由)”を聞きました。
その結果、もっとも多かったのは「価値観が合わない」で、100人中35人が回答しています。
その次は大きく票数が離れ、「夫だけ自由に生活している(9人)」「家事をしてくれない(9人)」「ギャンブル・借金・浪費癖がある(9人)」と続きます。いずれも、夫婦関係を継続するにあたって大きな亀裂をもたらす要素と言えるでしょう。
他にも、「モラハラ」「育児をしてくれない」「セックスレス」などが挙げられます。
どんなときに「旦那と離婚したい」と感じることが多いのか、そのタイミングについて聞きました。(複数回答可)
最多回答は「夫が家に帰ってくるとき」で、100人中33人が回答。「夫の休日(31人)」「相談や話し合いをするとき(30人)」「日常会話をするとき(27人)」と続きます。
子どもがいる人は「夫が家に帰ってくるとき」が最多回答ですが、子どもがいない人は「夫の休日」が最多回答に。子どもがいる家庭より夫婦二人で過ごす時間が多く、離婚を考えている人にとっては苦痛なのかもしれません。
いずれにしても、夫との時間や接点ができるタイミング、夫と過ごす時間が長くなることがわかっているタイミングで「離婚したい…」と感じる人が多いようです。
<その他(自由記述回答)>
いつごろから「旦那と離婚したい」と思うようになったのかを聞きました。
一番多かったのは「結婚3~5年程度」で、100人中19人。僅差で「結婚8~10年程度」が18人、「結婚1~3年程度」が17人と続きます。
中には「結婚してすぐ(8人)」という人や、「結婚したくなかった(2人)」という人も。
また、子どもがいない人は「結婚1~3年程度」の回答率が高くなっています。子どもを作る前に、離婚すべきかどうかを考えているのではないでしょうか。
<年代別の調査結果>
| 20代(11人) | 30代(32人) | 40代(34人) | 50代(23人) |
結婚してすぐ(8人) | 0人 | 2人 (6.25%) | 3人 (8.82%) | 3人 (13.04%) |
結婚1~3年程度(17人) | 2人 (18.18%) | 7人 (21.88%) | 7人 (20.59%) | 1人 (4.35%) |
結婚3~5年程度(19人) | 2人 (18.18%) | 9人 (28.13%) | 6人 (17.65%) | 2人 (8.7%) |
結婚5~8年程度(10人) | 1人 (9.09%) | 3人 (9.38%) | 5人 (14.71%) | 1人 (4.35%) |
結婚8~10年程度(18人) | 2人 (18.18%) | 8人 (25%) | 3人 (8.82%) | 5人 (21.74%) |
結婚10~15年程度(8人) | 0人 | 1人 (3.13%) | 2人 (5.88%) | 5人 (21.74%) |
結婚15~20年程度(6人) | 2人 (18.18%) | 0人 | 1人 (2.94%) | 3人 (13.04%) |
結婚20年以上経ってから(5人) | 0人 | 1人 (3.13%) | 4人 (11.76%) | 0人 |
覚えていない(7人) | 2人 (18.18%) | 1人 (3.13%) | 2人 (5.88%) | 2人 (8.7%) |
結婚したくなかった(2人) | 0人 | 0人 | 1人 (2.94%) | 1人 (4.35%) |
年代別で見ると、このような結果になりました。
ここからは、以下の条件で調査を行いました。
調査期間:2025年5月2日~2025年5月2日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚女性3,000人のうち「旦那と離婚したい」と回答した587人からランダム抽出した100人 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:100 ・20代…12人 ・30代…25人 ・40代…33人 ・50代…30人 |
「旦那と離婚したい」と回答した既婚女性に対し、離婚に向けて具体的にどのような準備をしているのかを聞きました。(複数回答可)
一番多かったのは「お金を貯める」で、100人中57人が取り組んでいると回答。離婚を踏みとどまる理由に「経済的な不安」を挙げていた人が多かったことからも、経済的自立を図ろうとする人が多いようです。
次いで「夫と顔を合わせないようにする(39人)」「実家に相談する(32人)」「離婚届をもらってきた(30人)」など、水面下で着々と準備を進めている人が多く見られました。
他にも、「スキルアップや副業をする」「共有財産を調べる」「モラハラや不倫の証拠集めをする」「弁護士や役所に相談する」など、かなり用意周到な人も。それほど綿密な準備をしなければ、夫との離婚は難しいと言えるのかもしれません。
「旦那と離婚したい」と考えている女性に、離婚のベストなタイミングについて聞きました。
最多回答は「計画を実行できるときにすぐ(35人)」ですが、次いで多かったのは「お金が目標額貯まったら(25人)」でした。お金を目標額貯めることも含め、今だというタイミングが来たら、多くの人が計画を実行するようです。
また、子どもに関する回答では、「子どもが小学校に入るとき」「子どもが一人暮らしするとき」の回答率が高くなりました。小学校に入学すると、6年間は転校・引っ越しなど身動きが取りづらくなります。だからこそ、早めに見切りをつける目的で、このタイミングを選んだ人が多いのではないでしょうか。
子どもが一人暮らしするタイミングは、巣立ちのときでもあります。親としての役目を終え、夫婦関係を解消するタイミングでもあると言えるでしょう。一人暮らしができるということは小さな子どもではないため、離婚についても比較的伝えやすいのかもしれません。
<その他(自由記述回答)>
「旦那と離婚したい」と回答した女性に対し、夫に離婚を切り出す際、スムーズに話し合いができると思うかどうかを聞きました。
もっとも多かったのは「多少揉めるが話し合いできると思う」でした。
残念ながら、「まったく話し合いにならないと思う」が「冷静に話し合いができると思う」の回答を上回りました。やはり、離婚は夫婦にとって非常に大きな事柄です。お互いに優しい言葉をかけることが難しかったり、罵り合ったりする可能性もあるでしょう。
「旦那と離婚したい」既婚女性に、離婚話をどうやって夫に切り出す予定なのかを聞きました。
もっとも多かったのは「自宅で、1対1で切り出す」で、100人中39人が回答しています。次に多かったのもやはり自宅。「自宅で、親族や友人同席で切り出す(20人)」でした。
離婚話は「まったく話し合いにならないと思う」と考えている人が多く見られました。そのため、夫婦二人での話し合いは危険と判断する人もいるのではないでしょうか。第三者に同席してもらうことでお互いに冷静になるとともに、安全や証拠の確保につながります。
3番目に多かった「弁護士同席で切り出す(13人)」も、そのことを示しているのではないでしょうか。
中には、「LINEや置き手紙など直接ではない方法(8人)」と回答した人も。直接離婚話を切り出すと、夫がどのような行動に出るかわからない可能性もあるのかもしれません。
<その他(自由記述回答)>
「旦那と離婚したい」と考えていることについて、誰かに相談したかどうかを聞きました。
約7割の人が、離婚について誰かに相談していることがわかりました。一方、誰にも相談していない人が3割超に。自分一人で判断するのはとても心苦しく、非常にストレスが溜まるのではないでしょうか。
<子どもの有無別の調査結果>
| はい(相談した) | いいえ(相談していない) |
子どもあり(82人) | 55人(67.07%) | 27人(32.93%) |
子どもなし(18人) | 14人(77.78%) | 4人(22.22%) |
子どもがいる人のほうが、離婚について周りに相談していないことがわかりました。子どもと父親を引き離すことに思い悩んだり、信頼できる人が周りにいなかったりするのかもしれません。
また、相談した相手は誰だったのかもあわせてアンケート。離婚というデリケートな事柄について、相談先に選ばれるのが多かったのは誰なのでしょうか。(複数回答可)
もっとも多かったのは「両親」で、100人中32人が相談先に選んでいました。両親のほか、「兄弟姉妹」「自分たちの子ども」「知人・友人(離婚経験あり)」と続きます。
ただ、「誰にも相談はしていない」と回答した人が28人も。離婚について誰かに相談したかという質問では、31人の女性が「相談していない」と回答していたことからも、ほぼ同じ割合であることがわかります。
やはり、自分に近しい人や信頼できる人に相談しているようです。
<子どもの有無別の調査結果>
子どもがいない人は、離婚の相談を主に「両親」にしていることがわかります。子どもがいる人は、両親のほか自分の兄弟姉妹にも相談していることが多く、離婚後の援助のお願いや報告を兼ねて相談しているのかもしれません。
<年代別の調査結果>
| 20代(6人) | 30代(30人人) | 40代(32人人) | 50代(32人人) |
両親(32人) | 0人 | 13人 (43.33%) | 9人 (28.13%) | 10人 (31.25%) |
兄弟姉妹(20人) | 1人 (16.67%) | 7人 (23.33%) | 7人 (21.88%) | 5人 (15.63%) |
親戚(2人) | 0人 | 1人 (3.33%) | 0人 | 1人 (3.13%) |
自分たちの子ども(18人) | 3人 (50%) | 5人 (16.67%) | 6人 (18.75%) | 4人 (12.5%) |
知人・友人(離婚経験あり)(14人) | 2人 (33.33%) | 3人 (10%) | 4人 (12.5%) | 5人 (15.63%) |
知人・友人(離婚経験なし)(12人) | 0人 | 5人 (16.67%) | 4人 (12.5%) | 3人 (9.38%) |
職場の人(6人) | 0人 | 2人 (6.67%) | 2人 (6.25%) | 2人 (6.25%) |
SNSやインターネット(7人) | 1人 (16.67%) | 5人 (16.67%) | 1人 (3.13%) | 0人 |
夫の両親や親族(5人) | 0人 | 2人 (6.67%) | 3人 (9.38%) | 0人 |
弁護士など専門家(6人) | 0人 | 0人 | 2人 (6.25%) | 4人 (12.5%) |
誰にも相談はしていない(28人) | 1人 (16.67%) | 4人 (13.33%) | 12人 (37.5%) | 11人 (34.38%) |
年代別では、「誰にも相談はしていない」と回答した人が40代・50代に多くなりました。
20代・30代の若い世代は、両親・兄弟姉妹・友人知人など身近な人に相談している一方、40代・50代はプロに相談したり、自分で今後どうするかを判断したりしているようです。
「旦那と離婚したいと思うかどうか」──既婚女性3,000人を対象とした同様のアンケートを4回実施。その結果、いずれの調査でも約20%の人が「離婚したい」と回答しました。
ただし、いずれの調査でも50代のみ離婚願望が低く、20%を下回っています。若い世代のほうが「旦那と離婚したい」と考えている人が多いようです。
離婚したくても今すぐにはできない、その理由はズバリ「お金」と「子ども」。実際に離婚して自分の収入だけで生活できるのか、養育費があったとしても自分一人で子どもを養っていけるのかなど、大きな不安が渦巻きます。
また、「両親に心配をかけたくない」人や、「夫に情が残っている」という人も少なくありません。それでも、今まで通りの生活を続けているとその先に待っているのは、自分が壊れてしまう未来なのかもしれません。
「離婚したい」とは思っても、そう簡単に決断できることではないでしょう。
子どもから父親を奪うようなことをして良いのか…
自分の気持ちを優先させて良いのか…
まだ諦めるのは早いのでは…
さまざまな葛藤があるのではないでしょうか。だからこそ、最後の最後に腹を割って言いたいことを言い合ったり、あらゆる方法を試してみたりしても良いのではないでしょうか。
今後も既婚者クラブでは、サービス向上のため多様化する恋愛スタイルやパートナーシップについて、さまざまな観点から調査を行ってまいります。
既婚者クラブ代表者 鈴木慎吾
今回の調査について、データや詳細に関するお問い合わせからお願い申し上げます。