夫婦の営みって、週何回──?
友人には聞きづらい話題。「本当はもっとしたい」「頻度が多すぎる」など、夫婦の営みに対する思いは人それぞれです。
また、長年一緒にいると「夫婦の営み」の頻度が下がったり、マンネリ化したりするもの。そこをどう乗り越えるかで、今後の夫婦関係が変わっていくのではないでしょうか。
今回、既婚者クラブでは既婚男女3,000人に「夫婦の営み」に関するアンケート調査を実施。人にはなかなか聞けない、世の“セックス事情”を探ります。
調査期間:2025年3月17日~2025年3月17日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚男女 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000(男性:1,494人・女性:1,506人) ・20代…161人 ・30代…525人 ・40代…979人 ・50代…1,335人 |
まず、20歳~59歳以下の既婚男女3,000人に対し、「夫婦の営みがあるかどうか」を聞いたところ、3,000人中1,360人(45.33%)が「はい」、1,640人(54.67%)が「いいえ」と回答しました。
夫婦の営みがあると回答した人は、全体の半数に届かない結果となりました。
<男女別の調査結果>
男女間で大きな回答差は見られませんでしたが、男性のほうが「はい」と回答した割合が高くなりました。
<年代別の調査結果>
年代が上がるにつれて、「いいえ(夫婦の営みがない)」の回答率が上昇。40代になると、「いいえ」が「はい」を上回っています。
夫婦の営みが「ある」と回答した1,360人に、夫婦の営みの頻度を聞きました。
最多回答は「1か月に1回」で、1,360人中356人(26.18%)が回答。「ほぼ毎日」「1年に1回」など、極端に多い・少ない人も。
<男女別の調査結果>
大きな回答差は見られませんでした。
<年代別の調査結果>
20代(117人) | 30代(328人) | 40代(478人) | 50代(437人) | |
ほぼ毎日 | 9人 (7.69%) | 10人 (3.05%) | 28人 (5.86%) | 13人 (2.97%) |
週2~3回 | 25人 (21.37%) | 36人 (10.98%) | 44人 (9.21%) | 34人 (7.78%) |
週1回 | 22人 (18.8%) | 57人 (17.38%) | 83人 (17.36%) | 65人 (14.87%) |
2週間に1回 | 22人 (18.8%) | 68人 (20.73%) | 86人 (17.99%) | 81人 (18.54%) |
1か月に1回 | 24人 (20.51%) | 96人 (29.27%) | 129人 (26.99%) | 107人 (24.49%) |
3か月に1回 | 7人 (5.98%) | 38人 (11.59%) | 58人 (12.13%) | 66人 (15.1%) |
半年に1回 | 2人 (1.71%) | 13人 (3.96%) | 21人 (4.39%) | 42人 (9.61%) |
1年に1回 | 4人 (3.42%) | 7人 (2.13%) | 13人 (2.72%) | 11人 (2.52%) |
それ以上 | 2人 (1.71%) | 3人 (0.91%) | 16人 (3.35%) | 18人 (4.12%) |
20代は、「ほぼ毎日」「週2~3回」「週1回」の回答率が全年代の中でもっとも高くなりました。しかし、反対に「1年に1回」と回答した割合も他の年代より高くなっています。
夫婦の営みをするタイミングについて、もっとも多かったのは「週末の夜(574人・42.21%)」でした。
次に多いのは「平日の夜(232人・17.06%)」で、平日・休日にかかわらず夜に夫婦の営みをする人が多いと言えます。
夫婦の営みの頻度は、結婚前より「減った」と感じる人が半数を超えました。夫婦の営みがあると回答した1,360人中871人(64.04%)が「結婚前より減った」と回答。
反対に、結婚前より「増えた」と回答したのはわずか85人(6.25%)でした。
現状の夫婦の営みに満足しているかどうかを聞きました。
<夫婦の営みがある1,360人中>
多くの人が、夫婦の営みに対しておおむね満足しているようです。
<男女別の調査結果>
男性のほうが、女性より「やや不満足」「不満足」と感じていることがわかりました。女性は「まあまあ満足」「どちらとも言えない」の回答率が、男性より高くなっています。
<年代別の調査結果>
「とても満足」の割合が高かったのは20代。「やや不満足」「不満足」の割合がもっとも高かったのは、いずれも30代でした。
また、年代が上がるにつれて「どちらとも言えない」の回答率が高くなっています。
ここからのアンケートは、以下の内容で調査しています。
調査期間:2025年3月17日~2025年3月17日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚男女 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000(男性:1,472人・女性:1,528人) ・20代…155人 ・30代…541人 ・40代…963人 ・50代…1,341人 |
<夫婦の営みはありますか?>
夫婦の営みが「ある」と回答した人に対し、子どもができてからの夫婦の営みの頻度について聞きました。
1,357人中710人(52.32%)が、子どもができてから「減った」と回答。反対に、「増えた」人はわずか40人(2.95%)でした。
また、「子どもがいると夫婦の営みがしづらいかどうか」を聞いたところ、1,357人中684人(63.81%)が「はい」と回答。どうしても子ども優先になってしまったり、夫婦の営みに集中できなかったりするようです。
主に夫婦の営みをしている場所について、ほとんどの人が「寝室」と回答しています。次いで多かったのは自宅の「リビング」で、「ラブホテル」「旅行時のホテル・旅館」と続きました。
夫婦の営みをするとき、夫・妻のどちらから主に誘っているのかを質問しました。
<男女別の調査結果>
「主に自分から」と回答したのは圧倒的に男性が多く、「主に相手から」は女性が多い結果に。つまり、夫婦の営みをするときには、多くの家庭で夫が妻を誘っていることがわかりました。
<年代別の調査結果>
主に自分から | どちらも同じくらい | 主に相手から | |
20代(119人) | 27人(22.69%) | 58人(48.74%) | 34人(28.57%) |
30代(329人) | 82人(24.92%) | 139人(42.25%) | 108人(32.83%) |
40代(469人) | 155人(33.05%) | 162人(34.54%) | 152人(32.41%) |
50代(440人) | 179人(40.68%) | 164人(37.27%) | 97人(22.05%) |
年代別で見てみると、年代が上がるにつれて「主に自分から」の回答割合が増加しました。
ここからのアンケートは、以下の内容で調査しています。
調査期間:2025年3月17日~2025年3月17日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚男女 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000(男性:1,467人・女性:1,533人) ・20代…149人 ・30代…570人 ・40代…960人 ・50代…1,321人 |
<夫婦の営みはありますか?>
夫婦の営みが「ない」と回答した男女1,608人のうち、最後に夫婦の営みをしたのが「それ以上(5年以上)」と答えた人が1,024人(63.68%)にのぼりました。ほとんどの人が、長期間にわたって夫婦の営みをしていないことがわかります。
<男女別の調査結果>
男女間で、大きな回答差は見られませんでした。
<年代別の調査結果>
20代(37人) | 30代(211人) | 40代(496人) | 50代(864人) | |
1か月以内 | 1人 (2.7%) | 5人 (2.37%) | 8人 (1.61%) | 3人 (0.35%) |
3か月以内 | 4人 (10.81%) | 12人 (5.69%) | 13人 (2.62%) | 4人 (0.46%) |
半年以内 | 7人 (18.92%) | 24人 (11.37%) | 17人 (3.43%) | 11人 (1.27%) |
1年以内 | 7人 (18.92%) | 36人 (17.06%) | 37人 (7.46%) | 28人 (3.24%) |
3年以内 | 6人 (16.22%) | 48人 (22.75%) | 79人 (15.93%) | 72人 (8.33%) |
5年以内 | 3人 (8.11%) | 24人 (11.37%) | 57人 (11.49%) | 78人 (9.03%) |
それ以上 | 9人 (24.32%) | 62人 (29.38%) | 285人 (57.46%) | 668人 (77.31%) |
年代が上がるにつれて「それ以上(5年以上)」の回答割合は急増。20代は37人中9人(24.32%)ですが、50代になると864人中668人(77.31%)が回答しています。
一方で、20代でも年単位で夫婦の営みをしていない人が少なくありませんでした。
なぜ夫婦の営みがなくなったのか、その理由を聞きました。(複数回答可)
全体の最多回答は「疲れる・面倒」で、1,608人中445人(27.67%)が回答しました。
<男女別の調査結果>
男女別で見ると、「疲れる・面倒」「自分がしたくなくなった」「気持ち良くない」「相手が嫌になった」の4項目は、女性の回答率が高くなりました。
一方、男性の回答率が高かったのは「コミュニケーション不足」「相手に拒否された」の2項目。夫婦の営みに対する気持ちは、男女間で大きな違いがあるようです。
また、夫婦の営みがなくなった理由の自由記述回答は以下の通りです。
<年代別の調査結果>
20代は「疲れる・面倒」の回答率がもっとも低い結果に。他の年代より回答率が高かったのは「気持ち良くない」「結婚前から少ない・なかった」でした。
年代が上がるにつれて回答率が高くなったのは次の3項目。「寝室が別だから」「自分がしたくなくなった」「相手が嫌になった」です。
夫婦の営みがないことについて、「特に不満は感じていない」人が大半でした。夫婦の営みがないと回答した1,608人中1,205人(74.94%)が、不満ではないとしています。
<男女別の調査結果>
男女別で回答を見ると、女性より男性のほうが不満を覚えている人が多い結果に。夫婦の営みがないと性欲を発散できなかったり、妻に愛されている実感が持てなかったりするのかもしれません。
<年代別の調査結果>
とても不満 | まあまあ不満 | 特に不満はない | |
20代(37人) | 6人(16.22%) | 9人(24.32%) | 22人(59.46%) |
30代(211人) | 23人(10.9%) | 41人(19.43%) | 147人(69.67%) |
40代(496人) | 55人(11.09%) | 87人(17.54%) | 354人(71.37%) |
50代(864人) | 58人(6.71%) | 124人(14.35%) | 682人(78.94%) |
夫婦の営みがないことについて、若い世代のほうが不満を感じていることがわかります。
「特に不満は感じていない」の回答率は、年代が上がるにつれて上昇。一緒にいる時間が長かったり、年齢を重ねたりすると夫婦の営みがなくなっても不満に感じにくくなるようです。
夫婦の営みが「ない」と回答した人たちに対し、現在の夫婦仲をどう思うか聞きました。
全体でもっとも多かったのは「普通」で、1,608人中612人(38.06%)でした。次いで「まあまあ良い(417人・25.93%)」「とても良い(257人・15.98%)」と続きます。
反対に、「まあまあ悪い」と回答したのは168人(10.45%)、「悪い」は154人(9.58%)で、どちらも全体の約1割ずつという回答でした。夫婦の営みがなくても、夫婦仲は良いと感じている人のほうが多数派と言えます。
ここからのアンケートは、以下の内容で調査しています。
調査期間:2025年3月17日~2025年3月17日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚男女 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000(男性:1,471人・女性:1,529人) ・20代…150人 ・30代…558人 ・40代…970人 ・50代…1,322人 |
<夫婦の営みはありますか?>
このうち、夫婦の営みが「ない」と回答した男女1,604人を対象に調査します。
夫婦の営みがない中、性欲をどのように解消しているのかを聞きました。(複数回答可)
その結果、全体でもっとも多かったのは「そもそも性欲がわかない」で、1,604人中892人(55.61%)が回答しています。
<男女別の調査結果>
男性(727人) | 女性(877人) | |
自慰 | 435人(59.83%) | 95人(10.83%) |
風俗など性的サービス利用 | 80人(11%) | 5人(0.75%) |
浮気・不倫 | 67人(9.22%) | 15人(1.71%) |
運動など他で発散 | 105人(14.44%) | 64人(7.3%) |
そもそも性欲がわかない | 191人(26.27%) | 701人(79.93%) |
男女別で見てみると、「そもそも性欲がわかない」以外の項目はすべて男性の回答率が高くなっています。女性は、877人中701人(79.93%)が「そもそも性欲がわかない」と回答。男女差が顕著にあらわれる結果となりました。
<年代別の調査結果>
年代別の回答に大きな差は見られませんでした。
夫婦の営みがない、いわゆる「セックスレス」状態になっているとき、浮気・不倫することをどう思うかを聞きました。(複数回答可)
全体の最多回答は「良くはないが仕方がないと思う」で、1,573人中377人(23.97%)が回答しています。次いで「絶対にしてはいけないと思う(364人・23.14%)」「配偶者にバレないようにすれば良い(304人・19.33%)」「話し合うべきだと思う(293人・18.63%)」と続きました。
<男女別の調査結果>
男女差が大きい項目がいくつか見られました。
男性の回答率が高かったのは「良くはないが仕方がないと思う」「子どもにバレないようにすれば良い」「配偶者にバレないようにすれば良い」の3つでした。
一方、女性の回答率が高かったのは「話し合うべきだと思う」「浮気・不倫せず離婚すれば良い」の2つ。
男性は夫婦間のセックスレスで浮気・不倫をするのは致し方ないという考えの人が多く、女性は浮気・不倫という行動に移す前に話し合いをすべきと考えているようです。
<年代別の調査結果>
セックスレス中の浮気・不倫について、年代が上がるにつれて「良くはないが仕方がないと思う」の回答率が高くなりました。
反対に、「話し合うべき」の回答率は低下。20代は29人中8人(27.59%)が回答していますが、50代では841人中140人(16.65%)と低くなっています。
セックスレスが原因で、配偶者が浮気・不倫をしたらどのような対応を取るのかを聞きました。
全体では「条件をつけて許す」がもっとも多く、1,344人中493人(36.68%)が回答しています。僅差で「離婚する」が続き、444人(33.04%)が回答。悩んで夫婦関係を続けるか、離婚するかの二択と言えるでしょう。
<男女別の調査結果>
「自分も浮気する」と回答した人は、女性より男性のほうが多く見られました。
<その他の意見>
ここからのアンケートは、夫婦の営みがある人で、夫婦の営みに対する満足度について「やや不満足」「不満足」と回答した205人からランダム抽出した男女100人を対象に調査。
なぜ、夫婦の営みが「やや不満足」「不満足」なのか、その理由を聞きました。(複数回答可)
全体では「もっと頻度を上げたい」が最多回答で、100人中60人が回答。「もっと自分を求めてほしい(38人)」「もっと時間をかけたい(29人)」など、配偶者との愛情確認に前向きな回答が多くなりました。
しかし、この結果を男女別で見てみると、少し違うことがわかります。
<男女別の調査結果>
男性(66人) | 女性(34人) | |
もっと頻度を上げたい(60人) | 46人(69.7%) | 14人(41.18%) |
もっと時間をかけたい(29人) | 21人(31.82%) | 8人(23.53%) |
もっと自分を求めてほしい(38人) | 26人(39.39%) | 12人(35.29%) |
気持ち良くない(23人) | 10人(15.15%) | 13人(38.24%) |
もっと頻度を減らしたい(4人) | 1人(1.52%) | 3人(8.82%) |
もっと早く終わらせたい(6人) | 1人(1.52%) | 5人(14.71%) |
子どもがいて思い切りできない(17人) | 10人(15.15%) | 7人(20.59%) |
夫婦の営みに対して、頻度や時間を求めているのは男性が多数派に。一方、女性は「もっと頻度を減らしたい」「もっと早く終わらせたい」と回答した人が多かっただけでなく、「気持ち良くない」と回答した人も多く見られました。
面と向かって配偶者には言えない、夫婦の営みに対する不満。男女間で大きな違いがあることがわかりました。
ここからはのアンケートは、夫婦の営みが「ある」と回答した人のうち、夫婦の営みについて「とても満足」「まあまあ満足」「どちらとも言えない」と回答した1,160人からランダム抽出した男女100人を対象に調査。
夫婦の営みをする以外に、どのようなスキンシップを取っているのか聞きました。(複数回答可)
もっとも多かったのは「ハグする」。次いで「キスする」「手をつなぐ」「くっつく」などが挙げられました。いずれにしても、夫婦の営みがある人たちの多くは、何らかの形で日常的にスキンシップを図っているようです。つまり、日常的な触れあいやスキンシップがないのに、夫婦の営みだけはある人はごく少数派と言えるでしょう。
「特にスキンシップはない」と回答したのは、100人中12人でした。
ここからのアンケートは、夫婦の営みがなく、さらに性欲を解消する方法で「浮気・不倫」を選択した人を対象に調査。
浮気・不倫相手とは、どのような方法・きっかけで出会ったのかを聞きました。
その結果、もっとも多かったのは「職場や取引先」。「もともと知り合い・友人」「人からの紹介」と続くように、身近なところにいた人と関係を持ったようです。
反対に、オンラインでの出会いも。「マッチングアプリ(10人)」「既婚者向けマッチングアプリ(7人)」を利用して、相手を見つけた人もいました。
夫婦の営みがない人で、浮気・不倫相手がいる人に対し、相手とは割り切った関係で付き合っているのかを聞きました。
70人中27人(38.57%)が「体だけで割り切っている(セフレ)」と回答、30人(42.86%)が「好きだが配偶者とは別れるつもりはない」と回答しました。浮気はあくまで浮気、帰る家や配偶者がいるからこそ、関係を楽しめるのかもしれません。
一方、「好きで今後を真剣に考えている」と回答したのは、13人(18.57%)。2割近い人が、配偶者よりも浮気相手との今後を考えているようです。
<年代別の調査結果>
浮気相手のことが「好きで今後を真剣に考えている」と回答した人が多かったのは、50代。これまで長年にわたって配偶者との時間を過ごしてきた50代は、今後を考えて「自分の本当の気持ちを優先したい」という気持ちがあるのかもしれません。
「好きで今後を真剣に考えている」を選択した13人のうち、8人が50代でした。
ここからのアンケートは、夫婦の営みがなく、セックスレスが原因で夫婦喧嘩をしたことがあると回答した229人からランダム抽出した男女100人を対象に調査。
セックスレスが原因で夫婦喧嘩をした結果、どのような形で収束したのかを聞きました。
100人中42人が「平行線のまま」と回答しており、ほぼ半数が解決に至っていないことがわかりました。
<男女別の調査結果>
男性は「自分が折れる形になった」の回答率が高く、女性は「相手が折れる形になった」の回答率が高い結果に。これまでの調査結果から、夫婦の営みをしたくない(理由がある)女性と、夫婦の営みをしたい男性という構図が浮かび上がってきます。
もちろん、妊活や愛情表現などさまざまな理由で、妻から夫を求める人も少なくありません。
最後に、夫婦の営みがなくセックスレスが原因で喧嘩したことがある人に対し、セックスレスが原因で離婚を考えたことがあるかどうかを聞きました。
その結果、100人中47人が「考えたことはない」と回答。一方で、「考えたことはあるが離婚はしない」が37人、「考えたことがあり、離婚したい」は16人でした。離婚を考えたことがあっても、100人中84人は離婚という選択肢はないようです。
しかし、16人は離婚を希望。「セックスレス」は表立った問題ではなく、夫婦間で解決しなければならないため、意見のぶつかり合い・食い違いで分かり合えない人も少なくありません。
<男女別の調査結果>
セックスレスによって離婚を考えたことがあり、なおかつ離婚を希望している16人のうち、13人が男性でした。
女性の最多回答は「考えたことはない」。セックスレスでも、それで夫婦喧嘩になったとしても、離婚までは考えていないようです。
夫婦の営みの有無について複数回アンケートしたところ、いずれのアンケートでも既婚男女3,000人中約1,400人が「ある」と回答。夫婦の営みがあるのは、全体の半数以下という結果になりました。
夫婦の営みの頻度については、「月1回」が最多回答で約26%を占めています。次いで「2週間に1回」「週1回」と続きました。
男女差の大きい回答も少なくありません。たとえば、夫婦の営みがないことについて不満に感じている割合が大きかったのは男性ですが、女性は「そもそも性欲がわかない」と回答した人が多くなりました。
夫婦の営み、つまり「性」に対する考え方について、男女で大きな隔たりがあるのかもしれません。いくら配偶者とはいえ、面と向かってセックスについて話し合う機会がそうないもの。しかし、いつの間にか夫婦の営みに関する不満が溜まっていき、夫婦関係に亀裂を生じさせる可能性はあります。
その結果、浮気・不倫を選び、修正できない段階に進んでしまうこともあるでしょう。
長年一緒にいる夫婦だからこそ、しっかりと腹を割って話し合う必要があるのではないでしょうか。
今後も既婚者クラブでは、サービス向上のため多様化する恋愛スタイルやパートナーシップについて、さまざまな観点から調査を行ってまいります。
既婚者クラブ代表者 鈴木慎吾
今回の調査について、データや詳細に関するお問い合わせからお願い申し上げます。