一見、仲が良さそうな夫婦。しかし、見えないところではまったく会話なし……そんな「仮面夫婦」は意外と少なくありません。
笑顔も癒しも愛情もない仮面夫婦。そんな冷え切った関係ならさっさと離婚してしまえばいいとは思っても、なかなか踏み切れないのが悩みどころです。
今回、既婚者クラブでは20歳~59歳までの既婚男女3,000人を対象に、「仮面夫婦」についてアンケートを実施。仮面夫婦はどれくらいの割合でいるのか、なぜ離婚しないのかなどを徹底調査しました。
調査期間:2025年2月18日~2025年2月18日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚男女 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000(男性:1,406人・女性:1,594人) ・20代…138人 ・30代…594人 ・40代…1,071人 ・50代…1,197人 |
現在、自分たちが仮面夫婦かどうかを聞いたところ、既婚男女3,000人中638人(21.27%)が「仮面夫婦だと思う」と回答しました。
子どもの有無でも同様の質問をしたところ、子どもがいる人のほうが仮面夫婦の割合が倍以上高くなっています。
<男女別の調査結果>
男女で回答割合に大きな差は見られませんでした。
<年代別の調査結果>
年代別で見てみると、仮面夫婦の割合がもっとも高かったのは40代。次いで50代・30代と続きます。
結婚してまだあまり年数が経っていない20代でも、138人中19人・約13%の人が「仮面夫婦だ」と回答しました。
自分たちは「仮面夫婦ではない」と回答した男女2,362人に対し、仮面夫婦と聞いてどのようなイメージが浮かぶのかを聞きました。(複数回答可)
全体でもっとも多かったのは「楽しくなさそう(956人)」で、40.47%の人が回答しています。
次いで「そういう家庭があっても仕方ないと思う(887人・37.55%)」「自分たちはそうなりたくないと思う(822人・34.8%)」「離婚すればいいと思う(690人・29.21%)」と続きます。
<男女別の調査結果>
男性(1,091人) | 女性(1,271人) | |
楽しくなさそう(956人) | 465人(42.62%) | 491人(38.63%) |
そういう家庭があっても仕方ないと思う(887人) | 338人(30.98%) | 549人(43.19%) |
自分たちはそうなりたくないと思う(822人) | 372人(34.1%) | 450人(35.41%) |
離婚すればいいと思う(690人) | 346人(31.71%) | 344人(27.07%) |
子どもがかわいそう(581人) | 303人(27.77%) | 278人(21.87%) |
ラクそう(96人) | 49人(4.49%) | 47人(3.7%) |
大きな差が見られたのは「そういう家庭があっても仕方ないと思う」という項目です。男性338人(30.98%)に対し、女性は549人(43.19%)と10%以上の差が着いています。仮面夫婦になっても仕方がない、そういう事情があっても割り切って夫婦関係を続けているのだと、察しているのかもしれません。
その他に寄せられた自由記述回答はこちらです。
男女ともに、他の家庭に対してあまり興味がない・好きにすれば良いという回答が目立ちました。
自分たちは仮面夫婦ではないと回答した男女に、仮面夫婦にならずにすむ方法を聞きました。(複数回答可)
全体・男女ともに「相手への思いやりを持つ(1,543人・65.33%)」が最多回答で、「会話などコミュニケーションを図る(1,335人・56.52%)」と続きます。
<男女別の調査結果>
男性(1,091人) | 女性(1,271人) | |
相手への思いやりを持つ(1,543人) | 706人(64.71%) | 837人(65.85%) |
会話などコミュニケーションを図る(1,335人) | 598人(54.81%) | 737人(57.99%) |
喧嘩や話し合いを投げ出さない(685人) | 274人(25.11%) | 411人(32.34%) |
感情的にならない(604人) | 256人(23.46%) | 348人(27.38%) |
ハグや手を繋ぐなどスキンシップを図る(548人) | 250人(22.91%) | 298人(23.45%) |
報連相を徹底する(442人) | 180人(16.5%) | 262人(20.61%) |
夫婦の営みを欠かさない(361人) | 214人(19.62%) | 147人(11.57%) |
男女での回答割合に差があった項目はこちら。
男性の割合が高いのは「夫婦の営みを欠かさない」で、1,091人中214人(19.62%)が重要だと考えています。一方、女性の回答割合は1,271人中147人(11.57%)と低い割合になりました。
反対に、女性の回答割合が高いのは「喧嘩や話し合いを投げ出さない」「感情的にならない」「報連相を徹底する」でした。
その他、自由記述回答で寄せられた意見です。
多かったのは「感謝」という言葉。人それぞれ、夫婦それぞれという考え方もありますが、やはり感謝や尊敬、思いやりの気持ちを持つことが大事だと考える人が多いようです。
ここからは、自分たちが仮面夫婦だと思うと回答した人向けのアンケート調査です。既婚男女3,000人のうち「自分たちは仮面夫婦だと思う」と回答した638人(男性315人・女性323人)に向けて、仮面夫婦になったきっかけを聞きました。
全体では「コミュニケーション不足(147人・23.04%)」が最多回答に。次いで「夫婦喧嘩(139人・21.79%)」「セックスレス(109人・17.08%)」と続きます。
<男女別の調査結果>
男性(315人) | 女性(323人) | |
コミュニケーション不足(147人) | 56人(17.78%) | 91人(28.17%) |
夫婦喧嘩(139人) | 77人(24.44%) | 62人(19.2%) |
セックスレス(109人) | 80人(25.4%) | 29人(8.98%) |
相手の浮気や不倫(47人) | 25人(7.94%) | 22人(6.81%) |
生活リズムのずれ(44人) | 15人(4.76%) | 29人(8.98%) |
モラハラ(経済的DV含)(43人) | 10人(3.17%) | 33人(10.22%) |
金銭問題(39人) | 12人(3.81%) | 27人(8.36%) |
単身赴任などによる別居(16人) | 9人(2.86%) | 7人(2.17%) |
暴力・物に当たる(7人) | 0人(0%) | 7人(2.17%) |
男性の回答割合が大きかったのは「セックスレス」「夫婦喧嘩」。
一方、女性の回答割合が大きかったのは「コミュニケーション不足」「モラハラ(経済的DV含)」「金銭問題」「暴力・物に当たる」でした。
<年代別の調査結果>
各年代でもっとも回答割合が高かったのは、以下の項目です。
それぞれの年代によって仮面夫婦の引き金は異なりますが、夫婦喧嘩やセックスレスを含めて「コミュニケーション不足」と言えるのではないでしょうか。
どのようなときに「仮面夫婦だ」と実感するのかを聞きました。(複数回答可)
全体・男女ともに「家の中では会話がないとき(342人・53.61%)」が圧倒的に多く、男女別の回答でも最多となりました。
<男女別の調査結果>
回答割合に差がある項目は以下の通りです。
男性(315人) | 女性(323人) | |
家の中では会話がないとき(342人) | 175人(55.56%) | 167人(51.7%) |
離婚したくなるとき(182人) | 76人(24.13%) | 106人(32.82%) |
他の夫婦を見たとき(153人) | 71人(22.54%) | 82人(25.39%) |
相談事ができないとき(149人) | 70人(22.22%) | 79人(24.46%) |
子どもを介して会話するとき(148人) | 69人(21.9%) | 79人(24.46%) |
家に帰りたくないとき(137人) | 80人(25.4%) | 57人(17.65%) |
外では会話があるとき(93人) | 54人(17.14%) | 39人(12.07%) |
人恋しくなるとき(73人) | 53人(16.83%) | 20人(6.19%) |
親戚の家に行くとき(63人) | 29人(9.21%) | 34人(10.53%) |
男性は「家に帰りたくないとき」「人恋しくなるとき」。女性は「離婚したくなるとき」の回答割合がそれぞれ高くなりました。
<年代別の調査結果>
年代別の結果では、子育て現役世代と言える30代・40代の「子どもを介して会話するとき」の回答割合が高いことがわかります。
愛し合って結婚したはずの夫婦が、直接会話を取り交わすこともなく子ども伝いで話をするのは、とてもむなしい気持ちになるでしょう。
小さいころならお食い初めや七五三、入園式、成長すれば入学式や卒業式、運動会など、さまざまなイベントがある子ども。
そんな子どもの行事・イベントがあるとき、仮面夫婦の二人はどのような形で参加するのかを聞きました。
もっとも多かったのは「夫婦で一緒に出発・参加する」で、638人中212人(33.23%)」が回答しています。次いで多かったのは「夫婦どちらかが参加する」で、183人(28.68%)が回答しました。
続いて、実家への帰省や冠婚葬祭時の親戚付き合いなどをどうしているのかを聞きました。
最多回答は「夫婦で一緒に帰省・法要に参加(343人・53.76%)」でしたが、「各自で帰省・親戚付き合いをする(290人・45.45%)」と回答した人も多くなりました。
<男女別の調査結果>
「夫婦一緒に帰省」と回答したのは、男性が315人中179人(56.83%)、女性が323人中164人(50.77%)で、男性のほうが高い割合となりました。
<年代別の調査結果>
夫婦一緒に帰省 | 各自で帰省 | |
20代(19人) | 9人(47.37%) | 10人(52.63%) |
30代(121人) | 69人(57.02%) | 52人(42.98%) |
40代(253人) | 138人(54.55%) | 114人(45.06%) |
50代(245人) | 127人(51.84%) | 114人(46.53%) |
年代別で見てみると、20代のみ「各自で帰省」が半数を超える結果に。それ以外の年代は、「夫婦で一緒に帰省」する人が多数派となりました。
「自分たちは仮面夫婦だと思う」と回答した人に対し、仮面夫婦でいることについて何かメリットがあるのかを聞きました。(複数回答可)
全体・男女ともにトップだったのは「経済的なメリット」で、638人中270人(42.32%)が回答しています。離婚せず婚姻関係を続けることで「世間体が守られる(163人)」「子どもへの好影響(153人)」というメリットも。
ただ、「メリットは特にない(132人)」と回答した人も多く見られました。
<男女別の調査結果>
男性(315人) | 女性(323人) | |
経済的なメリット(270人) | 105人(33.33%) | 165人(51.08%) |
世間体が守られる(163人) | 85人(26.98%) | 78人(24.15%) |
子どもへの好影響(153人) | 90人(28.57%) | 63人(19.5%) |
家事を任せられる(101人) | 72人(22.86%) | 29人(8.98%) |
育児を任せられる(64人) | 43人(13.65%) | 21人(6.5%) |
一緒に暮らす安心感(47人) | 32人(10.16%) | 14人(4.64%) |
寂しくない(42人) | 28人(8.89%) | 14人(4.64%) |
自由に恋愛できる(38人) | 25人(7.94%) | 13人(4.02%) |
メリットは特にない(132人) | 62人(19.68%) | 70人(21.67%) |
男女で回答割合に差があった項目はこちらです。
【男性】
【女性】
女性が男性の回答割合を大きく上回ったのは「経済的なメリット」のみ。一方、男性は家事や育児などを妻に任せられる、離婚しないのは子どもにとってメリットがある、生活をともにすることで安心感があったり寂しさを感じなかったりするなどのメリットを挙げています。
女性は、一緒に暮らす安心感や寂しさが解消できることよりも、気持ちがなくなってしまった相手と生活をともにするのが苦痛に感じていると言えるでしょう。
<年代別の調査結果>
年代別で見てみると、このような結果になりました。50代は他の年代より仮面夫婦でいるメリットはないと考える人が多いようです。
次に、仮面夫婦でいるデメリットについて聞きました。(複数回答可)
最多回答は「ストレスが溜まる」で、638人中394人(61.76%)が回答しています。2番目以降は「家庭内の雰囲気が悪い(223人・34.95%)」「子どもへの悪影響(182人・28.53%)」と続きます。
仮面夫婦のメリットを聞いた設問とは異なり、「デメリットは特にない」と回答した人はわずか56人(8.78%)。仮面夫婦にはメリットよりデメリットのほうが多いことがわかりました。
<男女別の調査結果>
男性(315人) | 女性(323人) | |
ストレスが溜まる(394人) | 186人(59.05%) | 208人(64.4%) |
家庭内の雰囲気が悪い(223人) | 110人(34.92%) | 113人(34.98%) |
子どもへの悪影響(182人) | 84人(26.67%) | 98人(30.34%) |
性的欲求が満たせない(145人) | 103人(32.7%) | 42人(13%) |
世間体を気にするのが面倒(93人) | 45人(14.29%) | 48人(14.86%) |
デメリットは特にない(56人) | 22人(6.98%) | 34人(10.53%) |
男女別で見てみると、回答割合に差があったのは「ストレスが溜まる」と「性的欲求が満たせない」でした。
特に男性は、妻と夫婦の営みができないまま婚姻関係を続けることが大きなデメリットと考えているようです。
<年代別の調査結果>
年代別で見てみると、どの項目も同じような割合となっています。一方、「デメリットは特にない」と感じる人は50代が多数という結果に。仮面夫婦のメリットに関する設問同様、50代はメリット・デメリットについて特に考えていないのかもしれません。
「自分たちは仮面夫婦だと思う」と聞いた人に対し、“配偶者に”自分以外のパートナーがいるかどうかを聞きました。
「いる(告知された)」は638人中103人(16.14%)、「いる(告知されてはいないが知っている)」は101人(15.83%)でした。
全体で見てみると、配偶者に自分以外のパートナーがいると回答したのは638人中204人(31.97%)。3割を超える結果となりました。
<男女別の調査結果>
告知の有無を問わず、男性のほうが「妻に自分以外のパートナーがいる」と回答した割合が高くなりました。告知あり・なし、それぞれほぼ倍の割合となっています。
<年代別の調査結果>
年代別で見てみると、年代が上がるにつれて「相手がいる」と回答した人の割合は減っています。
驚くことに、配偶者に他のパートナーがいることを知らされたのは、20代がもっとも多いという結果になりました。他の年代でも一定数、告知の上で配偶者が浮気・不倫していますが、20代はほぼ半数が配偶者に告知しています。
次に、“自分に”配偶者以外のパートナーがいるかどうかを聞きました。
ここからの設問は、以下の条件で調査を行っています。
調査期間:2025年2月18日~2025年2月18日 調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚男女3,000人のうち、「自分たちは仮面夫婦だと思う」と回答した638人からランダム抽出した100人 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:100(男性:40人・女性:60人) ・20代…4人 ・30代…18人 ・40代…36人 ・50代…42人 |
全体では、100人中18人が「配偶者に知らせていないが、いる」と回答。「配偶者に知らせている」と回答した人が4人。つまり、仮面夫婦の100人中22人(男性10人・女性12人)に、配偶者以外のパートナーがいるということです。
<男女別の調査結果>
男女別で見てみると、女性のほうが「パートナーはいない」と回答した割合が高くなりました。
パートナーの存在を「配偶者に知らせている」と回答した人は、女性より男性のほうが多くなっています。
<年代別の調査結果>
年代別の結果です。20代は人数が少ないため、30代~50代の結果についてまとめます。
配偶者に知らせてはいないものの、配偶者以外のパートナーがいると回答した人は、年代が上がるにつれて増加しています。パートナーがいないと回答した割合が多かったのは30代。子育て真っ最中の家庭が多く、いくら仮面夫婦だとしても外でパートナーを探すような余裕はないと言えるでしょう。
「配偶者以外のパートナーがいる」と回答した男女22人に、どうやってパートナーを探したのかを聞きました。
全体・男女別ともに「職場」と答えた人が最多回答に。毎日のように職場の人と顔を合わせていくうちに、恋心を抱いたのかもしれません。
次いで「人からの紹介」「もともと友人」と続くように、すでに見知った相手と“そういう関係”に発展したケースが多くなりました。仮面夫婦で心がすり減っていたところに、職場の人や友人に相談したり、気晴らしに一緒に出かけたりするなどで関係が変わっていったのかもしれません。
また、「配偶者にパートナーの存在を知らせている」と回答した4人(男性3人・女性1人)に対し、そのときの反応はどうだったのかを聞きました。
【男性の回答】
【女性の回答】
中には「無反応だった」という回答もありましたが、やはり仮面夫婦とはいっても配偶者のことが気になるはず。自分以外のパートナーがいると知れば、心穏やかではいられないようです。
仮面夫婦でいることは、多大なストレスとなるほか、子どもへの悪影響も大きいと思っている人が多く見られました。
それでも配偶者と離婚しないのはなぜなのか、理由を聞きました。(複数回答可)
全体・男女ともに「子どものため」と回答した人が最多に。次いで「(配偶者に)愛はないが情はあるから」「この状態がラクだから」「世間体のため」と続きます。
たとえ夫婦関係が破綻していても、子どもにとって父親・母親であることに変わりありません。「自分が我慢すれば…」と思い、なかなか離婚に踏み出せない人は多いでしょう。
仮面夫婦でも離婚せず一緒にいることと、離婚して離れ離れになること、どちらのほうが子どもに悪影響を及ぼすと思うかを聞きました。
結果、全体では「仮面夫婦でいること」「離婚すること」が半々となりました。
<男女別の調査結果>
男女別で見てみると、男性7人のうち「仮面夫婦」と答えた人が4人(57.14%)。
女性は11人中6人(54.55%)が「離婚」と回答しており、僅差であることがわかります。子ども本人ではないため、天秤にかけるのが難しい問題と言えるでしょう。
現在は仮面夫婦としてやっている人も、今後のことはわかりません。もし、この先離婚するとしたら。そのきっかけは何だと思うかを聞きました。
全体・男女ともに「子どもが巣立ったとき」が最多回答に。やはり、子どもは夫婦をつなぎとめる存在だと言えます。
仮面夫婦の状態を改善したいかどうかを聞いたところ、全体では18人中8人が「現状維持でいい」、7人が「離婚したい」と回答。「改善したい」と答えたのは、わずか3人のみでした。
<男女別の調査結果>
男女別では、回答割合に大きな差が見られました。
【男性】
「現状維持したい」が7人中5人で最多に。
妻に対してどう対応したら良いのかわからなかったり、妻とパートナーの両方がいる生活にどっぷり浸かっていたりするのが要因ではないでしょうか。
【女性】
「離婚したい」が11人中6人で最多に。
ここまでの結果からも、すでに夫に対して見切りをつけている女性が多い印象です。子どもや経済面がネックとなっているだけで、タイミングが合えば離婚したいと考えている人が多いのではないでしょうか。
また、「改善したい」と回答した3人(男性1人・女性2人)に対し、「どうすれば夫婦関係を改善できると思うか」という質問をしました。(複数回答可)
【男性の回答】
【女性の回答】
どうすれば仮面夫婦から脱却できるかを問われたとき、男性は直接的なスキンシップを、女性は自分の内面的な変化を回答しました。
こうした考え方の違いも、仮面夫婦になっている要因の一つと言えます。
最後に、仮面夫婦について自由記述回答で意見を述べてもらいました。
体験談や辛かったこと、仮面夫婦に対する自分の考えなど、さまざまな意見が寄せられています。まずは男性の意見から見てみましょう。
その他にも寄せられた意見は以下の通りです。
【仮面夫婦の考え方について】
【自身の体験談について】
【その他の意見】
仮面夫婦について、「特にない」という人も多く見られました。そんな中、当事者の声は悲痛なものばかり。価値観が違う相手と一緒に過ごすことの辛さ、子どもへの罪悪感などがつづられていました。
続いて、女性編です。仮面夫婦でいることについての考え方や体験談など、生々しい内容が多数寄せられました。
【仮面夫婦の考え方について】
【自身の体験談について】
【その他の意見】
男性もですが、女性はより具体的なエピソードが続々寄せられました。
愛し合って結婚したはずの相手を、これほどまでに嫌悪するようになった経緯。長年に渡って大きくなったほころびが、もう元通りにできないところまで来ているようです。
今回、「仮面夫婦」についてさまざまな調査を行いましたが、既婚男女の約2割が仮面夫婦であることがわかりました。
「仮面夫婦でいるくらいなら離婚すれば良い」
そう思う人は少なくありません。しかし、本調査では離婚したくても踏み切れない、仮面夫婦当事者たちの切実な思いが伝わる結果となりました。
また、一番の理解者であるはずの配偶者と関係が悪化したことにより、家庭の外に目を向けてしまう人も。配偶者との関係を清算してから、次の相手を見つければ良いかもしれません。それでも、子どもや両親、金銭面など、さまざまなしがらみがあります。
家庭の中と外で割り切った関係を築き、少しでも自分や子どもが笑顔で過ごせるようにと考えた苦肉の策と言えるでしょう。
今後も既婚者クラブでは、サービス向上のため多様化する恋愛スタイルやパートナーシップについて、さまざまな観点から調査を行ってまいります。
既婚者クラブ代表者 鈴木慎吾
今回の調査について、データや詳細に関するお問い合わせからお願い申し上げます。