既婚者クラブ kikon club

「婚外恋愛」経験者の割合やきっかけは?20代~50代の既婚男女3,000人にアンケート

配偶者がいても、恋愛のときめきや癒しがほしい──そう思う人は、男女ともに決して少なくありません。

 

愛するパートナーでも長年一緒にいるとマンネリ化し、家庭の外に刺激や癒しを求めて「婚外恋愛」が始まることもあります。婚外恋愛という泥沼に足を踏み入れる人、配偶者や子どもを思って踏みとどまる人など、人それぞれです。

 

そこで、既婚者クラブでは既婚男女3,000人に「婚外恋愛」に関するアンケート調査を実施。実際に婚外恋愛をしている人はどれくらいの割合でいるのかなぜ婚外恋愛をするに至ったのかなどを徹底的に調査しました。

 

 

調査期間:2025年2月3日~2025年2月3日

調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚男女

調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用)

調査エリア:全国

有効回答数:3,000(男性:1,462人・女性:1,538人)

・20代…121人

・30代…586人

・40代…1,026人

・50代…1,267人

 

婚外恋愛の経験はありますか?

 

 
 

婚外恋愛の経験について聞いたところ、既婚男女3,000人中846人(28.2%)が「経験あり」と回答しました。

 

<婚外恋愛の経験について>

はい(現在している)…329人(10.97%)

はい(過去したことがある)…517人(17.23%)

いいえ…2,154人(71.8%)

 

男女別では、男性のほうが婚外恋愛の経験が多いことがわかります。

 

 

年代別では、現在進行形で婚外恋愛をしている人は30代が最多。過去に経験した人が多いのは50代が最多でした。

 

 

婚外恋愛が始まったのはいつ?

 

 

婚外恋愛の始まりは、結婚生活がスタートする前からと回答した人がもっとも多くなりました。

 

 

<年代別の調査結果>

30代は結婚1~3年未満、40代・50代は結婚する前からの関係だと答えた人がもっとも多くなっています。また、50代は結婚20年を超えてから婚外恋愛がスタートした人の割合も高く、子どもの手が離れてから家庭の外に刺激や癒しを求めていると言えます

 

婚外恋愛をしたいと思った理由は?

 

 

なぜ婚外恋愛をしたいと思ったのか、その理由を調査。(複数回答可)

 

全体・男女ともに最多だったのは「恋愛のときめきを感じたい(377人)」でした。

 

<男女別の調査結果>

回答項目の中で、特に男性の回答割合が高かったのは「セックスレス・夫婦の営みに満足できない」でした。一方、女性は「配偶者が嫌い・夫婦仲が悪い」「したいとは思っていなかった」の回答割合が高くなっています。

 

<年代別の調査結果>

 

20代は「異性としてみられたい」が最多30代~50代までは「恋愛のときめき」がそれぞれ最多回答でした。

 

婚外恋愛に一番求めているものは?

 

 

婚外恋愛に何を求めているのかを調査。もっとも多かった回答は「恋愛中のときめき」ですが、僅差で「セックス」「癒し」と続きます。

 

<男女別の調査結果>

男性の回答割合がもっとも高かったのは「セックス」で、554人中149人(26.9%)が選んでいます。

 

一方、女性は292人中73人(25%)が「恋愛中のときめき」と回答。男女で婚外恋愛に求めていることがまったく違うことがわかりました。

 

<年代別の調査結果>

 

年代別で見てみると、20代は「寂しさの解消」を、30代は「癒し」40代は「セックス」、そして50代は「恋愛中のときめき」をそれぞれ求めていることがわかりました。

 

 

婚外恋愛で「体の関係」はありますか?

 

 

リスク回避のため、体の関係を持たずにプラトニックなままで恋愛を楽しむカップルもいますが、多くが体の関係を持っていることがわかりました。

 

全体で見てみると、既婚男女846人中658人(77.78%)が「ある」と回答、「ない」と回答したのは188人(22.22%)です。

 

<男女別の調査結果>

男性のほうが、体の関係を持っている人が多い結果になっています。

 

<年代別の調査結果>

 あるない
20代(20人)13人(65%)7人(35%)
30代(158人)126人(79.75%)32人(20.25%)
40代(291人)219人(75.26%)72人(24.74%)
50代(377人)300人(79.58%)77人(20.42%)

 

20代は体の関係がないと答えた人が多くなりましたが、30代以降の回答割合に大きな差は見られませんでした。

 

 

婚外恋愛の相手と出会った方法は?

 

 

婚外恋愛の相手と出会った方法(複数回答可)は、846人中349人(41.25%)が「職場や取引先」と回答。半数近くが、身近なところで相手と出会っていることがわかります。

 

<男女別の調査結果>

「職場や取引先」「友人」は男女ともに回答割合が高かった項目ですが、それ以降の回答に差が見られました。

 

【男性】

元恋人…105人(18.95%)

SNS…87人(15.7%)

サークルや趣味関連…83人(14.98%)

 

【女性】

SNS…34人(11.64%)

子どものママ友・パパ友…29人(9.93%)

サークルや趣味関連…29人(9.93%)

 

女性は子どもを通じて知り合った保護者と関係を深める人が多いようです。送迎や行事などで顔を合わせる頻度が高くなったり、近所付き合いで仲良くなったりして、婚外恋愛に移行すると考えられます。

 

<年代別の調査結果>

 

20代は「元恋人」、30代は「マッチングアプリ」、40代・50代は「友人」と回答した人が多くなりました。どの方法にも一定数の回答者がいることから、さまざまな方法で婚外恋愛の相手と出会っていることがわかります。

 

婚外恋愛が始まったきっかけは?

 

 

婚外恋愛が始まった直接的なきっかけは、846人中376人(44.44%)が「その場の流れで関係を持った」と回答。飲み会でお酒が入った後、偶然二人きりになってからなどさまざまなシチュエーションが考えられますが、半数近くの人が流れで婚外恋愛をスタートさせたことがわかりました。

 

<男女別の調査結果>

男性は多くが「その場の流れで関係を持った」と回答した一方、女性は「相手から告白された」が最多回答でした。

 

<年代別の調査結果>

 

30~50代は「その場の流れで関係を持った」と回答した人が多くなりましたが、20代は「相手から告白された」と回答した人の割合が上回りました。

 

婚外恋愛の相手と配偶者、本当に大切なのは?

 

 

実際に婚外恋愛をしてみて、婚外恋愛の相手と配偶者、本当に大切だと思ったのはどちらかを調査。

 

その結果、全体では100人中84人(84%)が「配偶者」と回答した一方、16人(16%)が「婚外恋愛の相手」と答えました。

 

<男女別の調査結果>

配偶者よりも婚外恋愛の相手のほうが大切だと回答したのは、女性が多い結果となりました。

 

婚外恋愛をした結果、失ったものは?

 

婚外恋愛で何を失ったのか、自由記述回答にて答えてもらいました。

 

 

男女ともに「特にない」という回答が多数。まだ配偶者や子どもなど、周囲に婚外恋愛がバレていないと言えます。

 

中には、「家族」「信頼」など婚外恋愛がバレてしまったと思われる回答も。男性はデートにかかる費用を負担することが多いからか、「お金」と回答した人も多く見られます。一方の女性は、後戻りできないほど婚外恋愛にハマってしまったことに後悔している回答も寄せられました。

 

 

婚外恋愛をした結果、得られたものは?

 

反対に、婚外恋愛によって「得られたもの」も調査しました。

 

 

得たものについても、「特にない」という回答が目立ちます。配偶者では得られない“何か”を求めて、リスクを冒してまで始めた婚外恋愛。しかし、思うような結果が得られなかった人は少なくないようです。

 

男性は快楽・刺激など性的欲求が満たされたという回答が、女性は愛する気持ちを味わえたという回答がそれぞれ多く見られました。

 

婚外恋愛の相手に魅力を感じたポイントは?

 

ここからの調査は、別の既婚男女3,000人に向けてアンケートを実施しています。

 

調査期間:2025年2月3日~2025年2月3日

調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚男女

調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用)

調査エリア:全国

有効回答数:3,000(男性:1,420人・女性:1,580人)

・20代…127人

・30代…528人

・40代…1,078人

・50代…1,267人

 

まずは、婚外恋愛の経験があるかどうかを調査しました。

 

 

全体では、3,000人中857人(28.57%)が「経験あり」と回答しました。

 

<婚外恋愛の経験について>

はい(現在している)…312人(10.4%)

はい(過去したことがある)…545人(18.17%)

いいえ…2,143人(71.43%)

 

前回調査と同様、女性より男性のほうが婚外恋愛をしている人が多いという結果になりました。

 

 

この結果を踏まえて、婚外恋愛の相手に対して「魅力を感じた点」について聞きました。(複数回答可)

 

 

男女ともにもっとも多かったのは「一緒にいると落ち着く(405人・47.26%)」でした。

 

<男女別の調査結果>

「一緒にいると落ち着く」に次いで、男女でそれぞれ回答割合が高かったのは以下の項目です。

 

【男性】

セックスの相性…244人(45.19%)

外見(容姿・身長など)…240人(44.44%)

気遣い・優しさ…210人(38.89%)

 

【女性】

気遣い・優しさ…138人(43.53%)

会話・メールが楽しい…106人(33.44%)

外見(容姿・身長など)…96人(30.28%)

 

男性はやはりセックスを重視しており、女性は異性からの優しさを求めていることがわかります。

 

<年代別の調査結果>

 

年代別では、20代が「外見」「一緒にいると落ち着く」「気遣い・優しさ」が同率1位、30代は「外見」「会話・メールが楽しい」、40代・50代は「気遣い・優しさ」が魅力的に感じたと回答しています。

 

また、いずれの年代でも「セックスの相性」の回答割合が高く、婚外恋愛において多くの人がセックスを重視していることがわかりました。

 

婚外恋愛の相手と配偶者を比べることは?

 

 

婚外恋愛の相手と配偶者、二人のことをどうしても比べてしまう人は多いようです。婚外恋愛の経験者857人中499人(58.23%)が、配偶者と相手を比べたことがあると回答しました。

 

<男女別の調査結果>

配偶者と相手を比べた人は、女性のほうが上回る結果となっています。

 

<年代別の調査結果>

 

年代別では、年齢が上がるにつれて比較する人が少なくなっています。配偶者には配偶者の良さが、そして相手には相手の良さがあることがわかるのではないでしょうか。

 

婚外恋愛中どうやってデートした?

 

 

配偶者や子どもはもちろん、友人や知り合いに見つかることは絶対に避けたい婚外恋愛。大きなリスクを背負う中、婚外恋愛の相手とどのようにデートをしていたのでしょうか。(複数回答可)

 

もっとも多かったのは、車を使ったデート。857人中405人(47.26%)が、「車の中やドライブ」と回答しています。次いで多かったのは「ホテル」で、370人(43.17%)が回答しました。

 

「その他」となる自由記述回答では、飲食店でデートをしていたという回答や、思い切って遠方に旅行をしたという回答も寄せられています。

 

配偶者にバレないよう気を付けたことは?

 

 

配偶者に婚外恋愛していることがバレないよう、日常生活でどのようなことに注意したのかを調査しました。(複数回答可)

 

男女ともに最多だったのは「LINEや通話履歴を消す」で、857人中407人(47.49%)が回答しています。SNSやアプリなど、やはりスマホに関することが多く挙げられました。

 

また、「その他」の自由記述回答では特に注意していることはないと回答した人が少なくありませんでした。

 

<男女別の調査結果>

男女別では、回答割合が大きく異なる項目は特に見られませんでした。

 

<年代別の調査結果>

年代別では、年齢が上がるにつれて「スマホをもう1台用意した」と回答した人の割合が減少。40代・50代になるほど、タブレットを使ったりその他のアプリで連絡を取ったりする人の割合が少なくなりました。

 

配偶者と離婚しないのはなぜ?

 

 

婚外恋愛の経験者に、なぜ配偶者と離婚しないのかを聞きました。(複数回答可)

 

全体でもっとも多かったのは「子どものため」で、857人中297人(34.66%)が回答しています。次いで、「配偶者にも気持ちがあるから(279人・32.56%)」「婚外恋愛は遊びだから(243人・28.35%)」と続きます。

 

<男女別の調査結果>

男女別で見てみると、離婚しない理由が異なることがわかりました。

 

【男性】

子どものため…213人(39.44%)

配偶者にも気持ちがあるから…191人(35.37%)

婚外恋愛は遊びだから…168人(31.11%)

 

【女性】

経済的な理由…96人(30.28%)

配偶者にも気持ちがあるから…88人(27.76%)

子どものため…84人(26.5%)

 

<年代別の調査結果>

年代別で見てみると、20代~40代は「子どものため」と回答した人がもっとも多い一方、50代は「婚外恋愛は遊びだから」と回答した人が最多でした。

 

子育て真っ最中の人が多い20代~40代に対し、50代は子どもから手が離れた人が多い世代。配偶者はナンバーワンであり、自分にとって“帰る場所”でもあるからこそ、婚外恋愛を遊びだと考えている人が多いのではないでしょうか。

 

婚外恋愛の相手とはこの先どうなると思う?

 

 

現在婚外恋愛をしている男女312人に対し、相手と今後どうなると思うのかを調査。

 

その結果、312人中103人(33.01%)が「別れることになると思う」と回答。しかし、171人(54.81%)が「このまま現状維持したい」、34人(10.9%)が「できれば再婚したい」と回答しています。

 

<男女別の調査結果>

男女で大きく割合が変わる項目は見られませんでした。男女ともに、「このまま現状維持したい」と考えている人がもっとも多くなっています。

 

<年代別の調査結果>

 

どの年代でも、一定数の人が婚外恋愛の相手と再婚したいと感じているようです。年代が上がるにつれて婚外恋愛の相手との付き合いも長くなっていくことから、相手との別れを考えなくなる人が多くなっています。

 

婚外恋愛をして良かったと思うことは?

 

現在・過去を問わず婚外恋愛をしたことがある人に対し、婚外恋愛をして良かったと思うことを聞きました。(複数回答可)

 

 

全体・男女ともに「癒される」が最多回答で、857人中360人(42.01%)が回答しています。

 

「楽しい(338人・39.44%)」「性欲を解消できた(284人・33.14%)」「男・女として自信がついた(275人・32.09%)」など、婚外恋愛にポジティブな感想を抱いている人が多いようです。

 

<男女別の調査結果>

男女ともに「癒される」「楽しい」の回答割合は1番・2番でしたが、3番目以降は異なる結果となりました。

 

【男性】

性欲を解消できた…218人(40.37%)

 

【女性】

男・女として自信がついた…108人(34.07%)

 

男性はやはりセックスに重きを置いており女性は「妻」「母」ではなく一人の女性として見られたいという気持ちを重視していることがわかります。

 

婚外恋愛をして良くなかったと思うことは?

 

反対に、婚外恋愛をして良くなかったと感じた点についても調査しました。(複数回答可)

 

 

全体でもっとも多かったのは「配偶者への罪悪感」で、857人中385人(44.92%)が回答。次いで、「(相手と)思うように連絡できない・会えない」が348人(40.61%)、「子どもへの罪悪感」が278人(32.44%)と続きます。

 

<男女別の調査結果>

男性は「配偶者への罪悪感」が特に高い結果となりましたが、女性は「思うように連絡ができない・会えない」が最多回答でした。

 

また、「子どもへの罪悪感」についても女性より男性のほうが強く感じている結果となっています。

 

配偶者に怪しまれた・バレたことは?

 

 

婚外恋愛していることを配偶者に怪しまれたり、バレたりした人は全体の79%にのぼります。

 

<男女別の調査結果>

配偶者に怪しまれたり、実際にバレてしまったりした人の割合は、女性より男性のほうが高くなりました。女性のほうが隠し事をするのが上手いと言えそうです。

 

婚外恋愛がバレたあと、どうなった?

 

 

前項目で「婚外恋愛がバレた」と回答した男女に、その後どうなったのかを聞きました。

 

配偶者に怒られた人が最多でしたが、次いで多かったのは「離婚を告げられた」でした。また、「相手と別れさせられた」「自分から相手と別れた」など、婚外恋愛の相手より配偶者を選んだ人が多いようです。

 

婚外恋愛がバレた26人のうち、実際に「離婚した」を回答したのは3人。他にも、職場恋愛だったのか「職場をやめた」と回答した人も見られました。

 

 

どうしたら婚外恋愛をやめられると思う?

 

 

まだ配偶者に、婚外恋愛をしていることが疑われたりバレたりしていないと回答した人に対し、「どうしたら婚外恋愛をやめられると思うか」を聞きました。(複数回答可)

 

もっとも多かったのは、「相手との連絡手段を絶てたら」という回答。「もうやめよう」と思っても、相手とのつながりがあるとなかなか決断できないもの。配偶者や子どもにバレる前に自分からアクションを起こそうとはしても、相手を思う気持ちは止められないようです。

 

 

婚外恋愛についてどのように思いますか?

 

ここからは、さらに異なる既婚男女3,000人にアンケート。

 

調査期間:2025年2月3日~2025年2月3日

調査対象:全国の20歳~59歳以下の既婚男女

調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用)

調査エリア:全国

有効回答数:3,000(男性:1,414人・女性:1,586人)

・20代…118人

・30代…550人

・40代…1,075人

・50代…1,257人

 

まずは、婚外恋愛をしたことがあるかどうか、その経験の有無を聞きました。

 

 

既婚男女3,000人中893人(29.77%)が、婚外恋愛の経験があると回答しています。

 

<男女別の調査結果>

ここでも、やはり女性より男性のほうが経験者の割合が高くなりました。

 

<年代別の調査結果>

 

年代別で見てみると、「現在している」と回答した人の割合は若いほうが高く、「過去にしていた」人は年代が上がるにつれて回答割合が上がっています

 

この結果を踏まえて、婚外恋愛をしたことがないと回答した人に対し、「婚外恋愛についてどのようなイメージがあるか」を調査しました。(複数回答可)

 

 

全体の結果を見ると、婚外恋愛未経験の男女2,107人中934人(44.33%)が、「デメリットのほうが多いと思う」と回答。次いで、「良くないことだと思う(775人・36.78%)」「離婚してから付き合えば良いと思う(618人・29.33%)」「うまくいかないと思う(490人・23.26%)」と続きます。

 

 

「その他」の自由記述回答では、男女ともにネガティブなイメージを抱えている人が多い結果となりました。

 

特に多かったのは「面倒」という回答。婚外恋愛を自分事としてとらえた際、配偶者以外の人と恋愛するイメージが湧かなかったり、理解できないと考えたりする人が多いようです。

 

<男女別の調査結果>

男女の回答割合で大きな差があったのは、次の項目です。

 

 男性女性
離婚してから付き合えば良いと思う210人(24.48%)408人(32.67%)
配偶者や子どもにバレなければ良いと思う55人(6.41%)40人(3.2%)
メリットのほうが多いと思う16人(1.86%)8人(0.64%)

 

女性のほうが婚外恋愛に対して嫌悪感を示す結果となりましたが、特に差が大きかったのは「離婚してから付き合えば良いと思う」でした。その他、「配偶者や子どもにバレなければ良いと思う」「メリットのほうが多いと思う」の項目は、男性のほうが女性の倍以上、高い回答率となっています。

 

 

婚外恋愛をしてみたいと思いますか?

 

 

現時点では婚外恋愛の経験はないという男女2,107人に対し、「婚外恋愛をしてみたいと思うかどうか」を聞きました。

 

その結果、全体では2,107人中196人(9.3%)が「してみたいと思う」と回答。残る1,911人(90.7%)の人は、「したいと思わない」と回答しました。

 

<男女別の調査結果>

男女別で見てみると、男性は117人(13.64%)が、女性は79人(6.33%)が「婚外恋愛をしてみたい」と回答しています。つまり、男性は女性の倍以上が婚外恋愛に興味を持っているということです。

 

<年代別の調査結果>

「婚外恋愛をしてみたいと思う」と回答した割合がもっとも高かったのは40代で、767人中85人(11.08%)が回答しています。

 

 思う思わない
20代(92人)9人(9.78%)83人(90.22%)
30代(393人)33人(8.4%)360人(91.6%)
40代(767人)85人(11.08%)682人(88.92%)
50代(855人)69人(9.07%)786人(91.93%)

 

なぜ婚外恋愛をしたいと思う?

 

婚外恋愛をしたことがない人のうち、「婚外恋愛をしてみたいと思う」と回答した男女に、その理由を聞きました。

 

 

全体でもっとも多かったのは「恋愛のときめきを感じたい」でした。次いで「優しくしてほしい・癒しがほしい」「セックスレス・夫婦の営みに満足できない」「男性・女性として見られたい」と続きます。

 

<男女別の調査結果>

男女で回答割合に差があった項目はこちらです。

 

 男性女性
寂しい4人(7.55%)5人(10.64%)
セックスレス・夫婦の営みに満足できない19人(35.85%)3人(6.38%)

 

ここまでの調査結果通り、女性は心のつながりを、男性は体のつながりを重視していることがわかります。

 

なぜ婚外恋愛をしたくないと思う?

 

反対に、「婚外恋愛をしたくないと思う理由」も調査しました。(複数回答可)

 

 

もっとも多かったのは「配偶者を裏切りたくないから」で、1,911人中675人(35.32%)が回答しました。

 

次いで「子どもが悲しむことはしたくないから(658人・34.43%)」「配偶者を愛しているから(635人・33.23%)」「自分がそういうことをしたくないから(543人・28.41%)」と続きます。

 

<男女別の調査結果>

男性の回答割合が高かった項目は、以下の通りです。

 

【男性】

配偶者を愛しているから…287人(38.73%)

配偶者を裏切りたくないから…268人(36.17%)

 

【女性】

子どもが悲しむことはしたくないから…451人(38.55%)

自分がそういうことをしたくないから…378人(32.31%)

気持ち悪いと思うから…207人(17.69%)

配偶者以外を好きになることはないから…163人(13.93%)

 

男性は配偶者に対して女性は自分の信念や子どもに対して、それぞれ理由があると言えます。

 

 

「その他」の自由記述回答では、さまざまな意見が寄せられました。

 

婚外恋愛の否定派は、男女ともに「面倒」という回答が最多。「デメリット」「リスク」など、ネガティブな意見が目立ちます。

 

 

それでも婚外恋愛に踏み切らないのはなぜ?

 

最後に、婚外恋愛に踏み切らない理由について聞きました。

 

 

全体で最多だったのは「モラルに反するから」という回答です。

 

婚外恋愛は面倒、リスクがあるなどさまざまな意見がある中、最終的に婚外恋愛をしない理由として挙げられたのは「モラル(秩序)」でした。

 

前項目では、多くの人が「自分がそういうことをしたくないから」「モラルに反するから」という回答を選択。周囲の目や世間体のためではなく、そもそも自分が婚外恋愛という非道徳的なことをしたくないと感じる人が多いことがわかりました。

 

婚外恋愛への一歩を踏み出す人、踏みとどまる人、その違いは「自分との戦いに勝つかどうか」と言えるかもしれません。

 

 

まとめ

 

  • 既婚男女の約3割が婚外恋愛の経験あり
  • 婚外恋愛に求めるのは「ときめき」「セックス」
  • 約8割が「体の関係あり」
  • 相手との出会いは「職場や取引先」
  • 離婚しない理由「婚外恋愛は遊び」

 

婚外恋愛は、いわゆる「不倫(浮気)」と同じです。

 

中にはプラトニックな関係のまま恋愛をする男女もいますが、ほとんどの人が体の関係を持っています。

 

特に、男性は女性よりも体の相性やセックスの有無を重視していることがわかりました。配偶者と長年一緒にいると夫婦の営みがマンネリ化したり、セックスのペースが落ちたりすることが主な要因です。

 

しかし、そんな中でも婚外恋愛をしないと思っている人も多く見られました。その理由として、配偶者・子どもを裏切りたくないという気持ちが挙げられます。そしてそれ以上に、「自分はモラルに反することをしたくない」という理性が働いていることもわかりました。

 

婚外恋愛に目が向くということは、配偶者からの愛情を十分に受けられなかったり、気持ちに余裕がなかったりすることが考えられます。ただ、寂しいから・満足できないからといって婚外恋愛を実行するのではなく、まずは目の前の配偶者としっかりコミュニケーションを図りましょう

 

今後も既婚者クラブでは、サービス向上のため多様化する恋愛スタイルやパートナーシップについて、さまざまな観点から調査を行ってまいります。

 

既婚者クラブ代表者 鈴木慎吾

 

調査についてのお問い合わせ

 

今回の調査について、データや詳細に関するお問い合わせからお願い申し上げます。