夫婦として一緒に過ごす時間が増えると、“夫婦の営み”の頻度が減っていくという人が多いのではないでしょうか。
付き合っているときや新婚のときに比べて、セックスの頻度が下がることは珍しくありません。妊娠や出産、親との同居、出張など、さまざまなライフスタイルの変化があるからです。
しかし、長期にわたってパートナーとセックスしていないことに頭を悩ませている人もいます。愛し合って結婚した夫婦が、なぜセックスレスに陥ってしまうのでしょうか。
そこで、既婚者クラブでは既婚男女3,000人に「セックスレス」に関するアンケート調査を実施。セックスレスになったきっかけや夫婦仲との関連、セックスレスが原因による浮気・不倫をした人の割合などを調べました。
調査期間:2024年12月5日~2024年12月5日 調査対象:全国の30歳~69歳以下の既婚男女 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000(男性:1,733人・女性:1,267人) ・30代…469人 ・40代…769人 ・50代…931人 ・60代以上…831人 |
まず、既婚男女3,000人に対して夫婦仲が良好かどうかを聞きました。
3,000人中1,166人(38.87%)が「まあまあ良い」と回答しました。
<全体の調査結果(多い順)>
<男女別の調査結果>
男女どちらも「まあまあ良い」が最多回答。回答割合に大きな差は見られませんでしたが、「まあまあ悪い」「とても悪い」の割合は男性より高い結果になりました。
<年代別の調査結果>
年代別で見てみると、若い世代のほうが「とても良い」と回答した割合が高いことがわかります。年代が上がるにつれて「まあまあ良い」「どちらとも言えない、普通」の割合が高くなっているものの、「まあまあ悪い」「とても悪い」が増えているわけではありませんでした。
セックスレスと大きな関係があるのが、子どもです。
妊娠・出産を機にセックスレスになった夫婦もいれば、毎日の子育てでセックスどころではなくなった夫婦もいます。そこで、子どもがいるかどうかを聞きました。
全体の約8割が「いる」と回答。本調査における回答者の大半は、子どもがいることがわかりました。
次に、現在パートナーとどれくらいのペース(頻度)でセックスしているのかを聞きました。
既婚男女3,000人中1,698人(56.6%)が、「1年以上していない」と回答。全体の半数以上が、年単位でパートナーとセックスしていないことがわかりました。
<年代別の調査結果>
年代が上がるにつれて、セックスの頻度が少なくなっていることがわかります。しかし、30代夫婦でも「1年以上していない」人が469人中148人(31.55%)と、決して少なくない数の夫婦がセックスレスになっているようです。
<男女別の調査結果>
男女別の自由記述回答はこちらです。
男女どちらにも多かったのは「産後」「妊娠」というワード。妊娠・出産を機にセックスレスになった家庭は多いようです。
中には、10年・20年・30年……という長期にわたってセックスレスの人も見られました。
また、結婚前後でセックスの頻度が変わったかどうかもアンケート。
3,000人中1,938人(64.6%)の人が「減った」と回答。「変わっていない」と回答したのは875人(29.17%)で、反対に「増えた」と回答したのはわずか187人(6.23%)でした。
「パートナーとのセックスが減った」と感じている人が多いようですが、どれくらいのペースで夫婦の営みをするのが理想なのでしょうか。
全体の結果では、既婚男女3,000人中883人(29.43%)もの人が「ずっとしなくても良い」と回答。「したくない」と回答した人も224人(7.47%)いることがわかりました。
<年代別の調査結果>
「毎日したい」「週1回程度」「月に2~3回程度」「月に1回程度」など、セックスの頻度が高い項目は30代の回答割合がもっとも多くなりました。
| 30代 (469人) | 40代 (769人) | 50代 (931人) | 60代~ (831人) |
毎日したい | 30人 (6.4%) | 41人 (5.33%) | 28人 (3.01%) | 20人 (2.41%) |
週1回程度 | 101人 (21.54%) | 117人 (15.21%) | 97人 (10.42%) | 107人 (12.88%) |
月に2~3回程度 | 80人 (17.06%) | 101人 (13.13%) | 129人 (13.86%) | 96人 (11.55%) |
月に1回程度 | 70人 (14.93%) | 109人 (14.17%) | 110人(11.82%) | 86人 (10.35%) |
2~3か月に1回程度 | 41人 (8.74%) | 59人 (7.67%) | 47人 (5.05%) | 52人 (6.26%) |
半年に1回程度 | 13人 (2.77%) | 32人 (4.16%) | 26人 (2.79%) | 33人 (3.97%) |
1年に1回程度 | 5人 (1.07%) | 13人 (1.69%) | 26人 (2.79%) | 22人 (2.65%) |
それ以下の頻度 | 21人 (4.48%) | 32人 (4.16%) | 71人 (7.63%) | 78人 (9.39%) |
したくない | 25人 (5.33%) | 63人 (8.19%) | 70人 (7.52%) | 66人 (7.94%) |
ずっとしなくても良い | 83人 (17.7%) | 202人 (26.27%) | 327人 (35.12%) | 271人 (32.61%) |
反対に、「それ以下の頻度(1年に1回以下)」「したくない」「ずっとしなくても良い」と回答した割合が高かったのは、50代・60代以降の人。50代より60代以降のほうが「週1回程度」と回答した人の割合は高かったものの、全体的に見てみるとパートナーとのセックスに消極的な人が多い結果となりました。
<男女別の調査結果>
男女別の結果では、「ずっとしなくても良い」「したくない」の回答割合に大きな差が見られました。
「ずっとしなくても良い」「したくない」の割合は、女性が男性の倍近くに。
反対に、「毎日したい」「週1回程度」と回答した人は、男性が女性を大きく上回っています。パートナーとのセックスに意欲的な男性と、そうでない女性の図が浮き彫りになりました。
パートナーとセックスする頻度(ペース)について皆さんの理想を聞きましたが、実際のところ、満足できているのでしょうか。
現状、パートナーとセックスする頻度について満足しているかどうかを聞きました。
既婚男女3,000人中1,837人(61.23%)の人が「満足している」と回答しました。
<男女別の調査結果>
満足している | 満足していない | |
男性(1,733人) | 931人(53.72%) | 802人(46.28%) |
女性(1,267人) | 906人(71.51%) | 361人(28.49%) |
男女別で見てみると、女性のほうが「満足している」と回答しています。一方、男性は半々の結果に。
<年代別の調査結果>
30代から60代以降の人まで、年代で大きな差は見られませんでした。
頻度(ペース)以外で、現在パートナーとのセックスに不満を感じていることがあるかを聞きました。面と向かってなかなか言いづらいセックスへの不満。男女それぞれ、どのようなことを感じているのでしょうか。(※複数回答可)
もっとも多かったのは「特に不満はない」という回答で、既婚男女3,000人中1,211人(65.92%)が回答しています。
その他寄せられた自由記述回答はこちらです。
30代から60代以上まで、パートナーとのセックス自体に消極的な姿勢を取っている人が多く見られます。また、セックス自体をしたくない、しなくて良いという人も少なくありません。
<男女別の調査結果>
| 男性(931人) | 女性(906人) |
マンネリ化している・単調 | 173人(18.58%) | 111人(12.25%) |
痛みを感じる | 13人(1.4%) | 73人(8.06%) |
満足感・幸福感が薄い | 44人(4.73%) | 47人(5.19%) |
愛されている実感が薄い | 30人(3.22%) | 30人(3.31%) |
パートナーの反応が良くない | 38人(4.08%) | 7人(0.77%) |
潤い・勃起の悩みがある | 67人(7.2%) | 30人(3.31%) |
アダルトグッズを使ってみたい | 36人(3.87%) | 13人(1.43%) |
あまり気持ち良くない | 25人(2.69%) | 75人(8.28%) |
もっと時間をかけたい | 34人(3.65%) | 27人(2.98%) |
もっと時間を短くしたい | 4人(0.43%) | 35人(3.86%) |
特に不満はない | 607人(65.2%) | 604人(66.67%) |
多くの人が「特に不満はない」と回答した一方、男女の回答結果で大きな差があらわれた項目がありました。
■男性の回答割合が高い項目
■女性の回答割合が高い項目
お互いパートナーに伝えられないデリケートな内容ばかり。こうした部分が少しずつ夫婦としてのすれ違いを生んでいるのかもしれません。
パートナーとの理想のセックスについて、もうひとつ調査。現在のパートナー(配偶者)と、過去の恋人やパートナーとのセックスを比較したとき。満足度が高いと感じるのはどちらだったのかを聞きました。
既婚男女3,000人中903人(49.16%)が、「現在のパートナー」と回答。
「過去のパートナー」と回答したのは391人(21.28%)で、約2割の人が現在のパートナーより過去のパートナーとのセックスが良かったと回答しています。また、過去にパートナーがいないのでわからない(比較できない)という人も543人(29.56%)いました。
さらに、セックスの満足度が高いのは現在のパートナーより「過去のパートナー」と回答した男女391人に対し、また過去のパートナーとセックスしたいと思うかどうかを聞きました。
男女で回答が真逆に。
男性213人中146人が、過去のパートナーと「セックスしたいと思う」と回答。反対に、女性は178人中112人が「思わない」と回答しています。
ここから、セックスレスの核心に迫ります。
調査期間:2024年12月12日~2024年12月12日 調査対象:全国の30歳~69歳以下の既婚男女 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:200人(男性:142人・女性:58人) ・30代…36人 ・40代…66人 ・50代…57人 ・60代以上…41人 |
既婚男女3,000人のうち「パートナーとセックスする頻度に満足していない」と回答した1,163人、このうち男女200人(男性142人・女性58人)をランダム抽出してアンケート。
自分たちは現在セックスレスだと感じているか、もしくは過去に感じた(そうだった)ことがあるかどうかを聞きました。
全体では、パートナーとセックスする頻度に満足していない男女200人中134人(67%)が、現在セックスレスだと感じていると回答。
過去、セックスレスだったと回答した人も27人(13.5%)、現在・過去ともにセックスレスだと感じたことがない人は39人(19.5%)で、多くの人がセックスレスで悩んでいることがわかりました。
<年代別の調査結果>
はい(現在進行形) | はい(過去) | いいえ | |
30代(36人) | 24人(66.67%) | 4人(11.11%) | 8人(22.22%) |
40代(66人) | 46人(69.7%) | 5人(7.58%) | 15人(22.73%) |
50代(57人) | 36人(63.16%) | 12人(21.05%) | 9人(15.79%) |
60代以降(41人) | 28人(68.29%) | 6人(14.63%) | 7人(17.07%) |
現在進行形で悩んでいる人が多いのは40代。過去、セックスレスで悩んでいた人が多いのは50代でした。
<男女別の調査結果>
男女ともに「はい(現在進行形)」と回答した人は6割を超えています。全体を見ると、女性より男性のほうがセックスレスだと感じているようです。
「過去、セックスレスだった」と回答した男女27人に、なぜセックスレスになったのか、その理由・きっかけを聞きました。(※複数回答可)
男女ともにもっとも多かったのは「生活リズムのずれ(11人)」でした。
「子どもがいるから」「妊娠や出産」など、ライフスタイルの変化による理由も上位に。「疲れが溜まっていた」「性欲が減った」など、日常を過ごすためにセックスする体力や余裕がなくなったという理由も見られました。
では、過去にセックスレス状態だった人はどのようにセックスレスを解消したのでしょうか。
最多回答は「自然と解消した(9人)」でした。
「自分から誘うようにした」「自分磨きをした」「話し合いをした」「二人の時間を増やした」など、パートナーとセックスするために何らかのアクションを起こした人も多く見られました。
現在、セックスレスだと回答した男女134人(男性99人・女性35人)に対し、パートナーと最後にセックスしたのはいつだったのかを聞きました。
最多回答は「5年以上」で、134人中55人(41.04%)でした。
「セックスレス」の定義は、病気などの特別な事情がないのに1か月以上性交渉(性的コンタクトを含む)をしないカップル(夫婦)とされています。
これを踏まえると、1か月以上パートナーとセックスしていないと回答したのは134人中127人(94.8%)。年単位でセックスしていないのは134人中94人(70.15%)で、非常に多くの人が長期にわたってセックスレス状態になっていることがわかります。
現在セックスレスだと回答した男女134人に対し、なぜセックスレスになったのか、その理由・きっかけを聞きました。(※複数回答可)
「自然と頻度が減った(39人)」が最多回答。1票差で、「子どもがいるから(38人)」と続きます。
<男女別の調査結果>
■男性の回答割合が高い項目
■女性の回答割合が高い項目
女性はもともと性欲があまりない・減ったという回答割合が多いほか、セックスレスになった理由そのものがわからないという人も。
一方男性は、「相手(妻)に拒否された」という回答割合が圧倒的に高くなりました。女性は「妊娠や出産」「配偶者の思いやりのなさ」を上位に挙げている人が多く、夫婦ですれ違いが起きていることがうかがえます。
現在進行形でセックスレスだと回答した既婚男女134人に対し、セックスレスが原因で浮気・不倫をしたことがあるかを聞きました。
134人中51人(38.06%)が「ある」と回答。現在セックスレスで悩んでいる人の4割近くが、浮気・不倫をしている(していた)ようです。
その割合は男性が圧倒的に大きく、男性99人中45人(45.45%)。女性は35人中6人(17.14%)でした。
<年代別の調査結果>
ある | ない | |
30代(24人) | 9人(37.5%) | 15人(62.5%) |
40代(46人) | 19人(41.3%) | 27人(58.7%) |
50代(36人) | 14人(38.89%) | 22人(61.11%) |
60代以上(28人) | 9人(32.14%) | 19人(67.86%) |
年代別で見てみると、浮気・不倫経験がもっとも高かったのは40代でした。
現在パートナーとセックスレス状態であるものの、浮気・不倫をしたことがないと回答した男女83人(男性54人・女性29人)に対し、パートナーとセックスレス解消について話し合ったことがあるかどうかを聞きました。
男女ともに、「いいえ(話し合ったことがない)」と回答した人が圧倒的多数となりました。全体では83人中74人(89.16%)、男性では54人中7人(12.96%)、女性では29人中わずか2人(6.9%)という結果です。
また、セックスレス解消について「話し合いをした」と回答した男女9人に対し、その後どうなったのかを聞きました。
結果は、「一時的に頻度が上がったがまた減った」「特に何も変わらなかった」が同数でした。
その他「喧嘩になった」「パートナーとの関係が悪化した」など、ネガティブな結果が先行する形に。話し合いをして「気持ちが落ち着いた」と答えた人もいました。
セックスレスの解消について「話し合ったことがない」と回答した男女74人に、自身の性欲をどのように解消しているのかを聞きました。
全体では、「自分で解消(グッズなし)」という回答が最多に。女性は「特に何もしていない」という人が多くなりました。
また、「仕事や趣味に打ち込む」という人も。パートナーとセックスできず欲求不満になったとしても、自身で解決したり別のことにパワーをつぎ込んだりする人が多いようです。
ここからは、セックスレスが原因で「浮気・不倫をしたことがある」と回答した男女51人のうち、50人をランダム抽出してアンケート。
調査期間:2024年12月16日~2024年12月24日 調査対象:全国の30歳~69歳以下の既婚男女 調査方法:インターネット(アンケートサイトFreeasyを利用) 調査エリア:全国 有効回答数:50人(男性:45人・女性:5人) ・30代…9人 ・40代…19人 ・50代…13人 ・60代以上…9人 |
まず、どのような方法を用いて浮気・不倫相手を探したのかを聞きました。(※複数回答可)
全体で見てみると、もっとも多かったのは「友人や知り合い(22人)」でした。
しかし、その後はマッチングアプリやサイトなど、いわゆる「オンラインでの出会い」が続きます。中には、既婚者向けマッチングアプリを利用した人も少なくありません。
<年代別の調査結果>
30代(9人) | 40代(19人) | 50代(13人) | 60代~(9人) | |
マッチングアプリ | 6人 (66.67%) | 6人 (31.58%) | 4人 (30.77%) | 0人 |
既婚者向けマッチングアプリ | 5人 (55.56%) | 5人 (26.32%) | 2人 (15.38%) | 0人 |
出会い系サイト | 4人 (44.44%) | 6人 (31.58%) | 3人 (23.08%) | 1人 (11.11%) |
SNS | 4人 (44.44%) | 4人 (21.05%) | 1人 (7.69%) | 1人 (11.11%) |
オンラインゲーム | 5人 (55.56%) | 0人 | 0人 | 1人 (11.11%) |
ネット掲示板 | 4人 (44.44%) | 1人 (5.26%) | 0人 | 3人 (33.33%) |
職場 | 5人 (55.56%) | 6人 (31.58%) | 2人 (15.38%) | 1人 (11.11%) |
友人や知り合い | 5人 (55.56%) | 7人 (36.84%) | 6人 (46.15%) | 4人 (44.44%) |
その他 | 0人 | 1人 (5.26%) | 2人 (15.38%) | 0人 |
セックスレスの解消についてパートナーと話し合ったことがあるかどうかを聞きました。
「浮気・不倫をしたことがない」と回答した人より、パートナーと話し合ったことがあると回答した人の割合が大きくなりました。
全体では50人中19人(38%)、男性は45人中18人(40%)、女性は5人中1人(20%)でした。
また、その結果どうなったかもアンケート。パートナーと話し合いをしたと回答した人が多くなりましたが、セックスレスは解消・改善に至ったのでしょうか。
残念ながら、「一時的に頻度が上がったがまた減った(11人)」「喧嘩になった(10人)」という回答が多くなりました。
しかし、「浮気・不倫をしたことがない」と回答した人と異なり、話し合ったことで「気持ちが落ち着いた」と答えた人が6人と多い結果になっています。喧嘩にはなっても、お互いに本心をぶつけ合えた結果、自分の気持ちは落ち着いたと言えるのではないでしょうか。
セックスレスの解消について「話し合ったことがない」と回答した人が多数派でした。
なぜ、浮気・不倫に至るまでパートナーと話し合わないのか、その理由を聞きました。(※複数回答可)
最多回答は「諦めている(12人)」でした。1票差で「恥ずかしい(11人)」と続きます。
中には、「特に必要ないと思うから(8人)」という意見も。パートナーとのセックスについて、レス解消をどうこうするレベルではないのかもしれません。
また、「拒否されるかもしれないという不安(6人)」「仲が悪くなるのが怖い(3人)」という人も。セックスレス状態が原因で浮気・不倫をした人にとって、これ以上パートナーとの仲が悪くなるのは絶対に避けたいこと。本当はパートナーとセックスしたいのにできないという現状もあり、なかなか話し合いができないようです。
セックスレスが原因で浮気・不倫をした男女50人に対し、本当はパートナーとのセックスレスを解消したいと思っているかどうかを聞きました。
大半の人は、「はい(解消したい)」と考えているようです。全体では50人中31人(62%)が解消したい、「いいえ(解消したくない)」は8人(16%)、「どちらでもいい」は11人(22%)でした。
年代別で見てみると、若い年代のほうが「解消したい」と考えているようです。年代が上がるにつれて「解消したくない」もしくは「どちらでもいい」の回答率が増加しました。
また、なぜパートナーとのセックスレスを解消したいと思うのか、その理由を聞きました。
「パートナーとセックスしたいから(16人)」という回答がもっとも多い結果に。
「夫婦関係を改善したい(13人)」「パートナーを愛しているから(12人)」など、セックスレスになってもパートナーへの愛情がしっかり残っていることがわかる回答も。
また、「浮気・不倫をやめたいから(8人)」という人もいれば、浮気・不倫をしたことによって「パートナーの良さに気付いたから(8人)」という人もいました。良くも悪くも、セックスレスが原因の浮気・不倫により、パートナーへの愛情を再確認できた人は多いようです。
最後に、パートナーとのセックスレスをどうすれば解消できると思うかを聞きました。(※複数回答可)
最多回答は「手を繋ぐなどスキンシップを増やす(16人)」でした。
他にも、「毎日一緒に寝る(12人)」「コミュニケーションをとる(10人)」「二人の時間を増やす(7人)」など、少しずつスキンシップや接点を増やすことが挙げられました。
また、「ホテルに行くなど雰囲気を変える(8人)」「あえて別々に寝る(4人)」「身なりを整える(4人)」など、日常に変化を加えてセックスレス解消を図るという考え方もあります。
仲の良い友人同士でもなかなか触れにくい「セックスレス」。
夫婦間でも多くの人が「話しづらい」「拒否されるかもしれないので不安」と感じており、お互いに我慢するしかないという家庭が多いようです。
セックスレス状態が続くことで浮気・不倫に走ってしまう人は少なくありませんが、その本心は「パートナーとセックスしたい」という気持ちを抱えています。
妊娠・出産でお互いにセックスへの意欲が低下したり、性欲減少・日々の疲れですれ違ったりすることもあるでしょう。そこで一時的にセックスレス状態になったとしても、お互いに思いやりの気持ちを持って接すればレス状態は改善できます。
現在、パートナーとのセックスレスで悩んでいる人は、なぜセックスレスになったのか、パートナーが今何を求めているのかを考えるとともに、夫婦の時間や話し合いの場を設けてみると良いでしょう。
今後も既婚者クラブでは、サービス向上のため多様化する恋愛スタイルやパートナーシップについて、さまざまな観点から調査を行ってまいります。
既婚者クラブ代表者 鈴木慎吾
今回の調査について、データや詳細に関するお問い合わせからお願い申し上げます。